地域に活気、「第34回 荒木町まつり」盛況裏に終了 久留米市荒木町でにぎわい創出

久留米建設(株)

 10月26日(日)、福岡県久留米市荒木町に本社を構える久留米建設(株)の敷地および隣接する荒木ふれあい広場を会場に「第34回 荒木町まつり」が開催され、地域住民をはじめ多くの来場者でにぎわいを見せた。毎年恒例の地域イベントとして定着する本催しは、今年も世代を問わず幅広い層が参加し、地域連携の深さと活力を示す場となった。

 当日の目玉企画として展開された「肉フェス」では、久留米市や周辺エリアの人気飲食店が軒を連ね、地元の食材を使ったメニューが並んだ。家族連れや若者グループなどが列をなす光景も見られ、地域経済の底力がうかがえた。また、中学生以下を対象とした「うなぎのつかみどり」には多くの子どもたちが参加し、歓声が響き渡る盛況ぶりだった。

 会場となった久留米建設では、同社が敷地を開放。地元企業として地域との接点を積極的に創出する姿勢を示した。来場者からは「地元企業がこのようなかたちで地域に貢献してくれるのは心強い」といった声も聞かれた。

 今回の開催においては、飲食や物販ブースだけでなく、地元農産物や手工芸品の販売コーナーも充実。出店者にとっては、自社製品の周知や販路拡大のきっかけとなった。さらに、ステージでは地元団体による演奏やダンスパフォーマンスが披露され、地域の文化資源も来場者に広くアピールされた。

 久留米市や筑後地域では、人口減少や都市機能の分散といった社会課題を抱えるなか、こうした地域イベントの役割はますます重要性を増している。官民が連携して継続的にまちづくりに取り組む姿勢は、今後の地域経済活性化のカギを握るものといえる。

 また、安全面にも配慮がなされた。開催前から交通整理や来場動線、緊急時のマニュアル整備が行われ、当日も大きな混乱なくイベントは円滑に運営された。子どもから高齢者まで安心して楽しめる設計が、広範な支持を集めた一因だろう。

 「荒木町まつり」は、レクリエーションの枠を超え、地域の経済・文化・福祉をつなぐ総合的な地域行事として定着しつつある。

 久留米建設はこのようなイベントを通じ、建設会社の枠を超えた「地域の共創パートナー」としての存在感を高めている。日ごろは戸建住宅や福祉インフラの施工を手がける同社だが、こうした地域密着型の取り組みが、まちに対する理解と信頼を深める基盤となっている。地域の魅力を再発見する場として、また企業と市民の協働による地域づくりの象徴として、その存在感はますます高まりそうだ。

【内山義之】


<COMPANY INFORMATION>
久留米建設(株)

代 表:高江一久
所在地:福岡県久留米市荒木町荒木789-2
設 立:1979年2月
資本金:4,640万円
TEL:0942-27-0352
URL:https://www.kkcc.jp

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