二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(36)~福岡博多LC理事会はガバナー推薦を承認していない

世界的な奉仕団体である『ライオンズクラブ』。その慈善運動は社会的に広く認知されている。ところがライオンズクラブの複数の会員から「福岡地区=337-A地区には問題がある」との情報が入ってきた。本来国際奉仕団体としての活動は名誉栄達ではなく、純粋な社会貢献にある。

ライオンズ国際協会337-A地区元ガバナー
二場安之氏

クラブ活動は全員の協調が必要

 「今日申し上げられるのは、別府ライオン(以下、L)のことです。うちのライオンズクラブにいながら、ちょっと言葉が悪いかもしれないですが、自分の目的を遂行するためには、うちのクラブなんかどうでもいいと考えているのでは、と思わざるを得ません」

 こう語ったのは、「337-A地区」4R(リジョン)の福岡博多ライオンズクラブの今年度の第一副会長を務める平河光広氏。

 前回「337-A地区」の次期ガバナー就任が確実視されている同地区第一副地区ガバナーの別府壽信氏が「337複合地区」のガバナー協議会の議長に名乗り出たことを紹介したが、平河氏など複数の関係者によると、出身クラブにおいてもガバナー立候補に向けた強引な動きを行っていたというのである。

 続けて平河氏は「ライオンズにはライオンズ規約というのがちゃんとあって、そのルールがあるのですが、別府さんの場合は別に『別府規約』が自分のなかにあるのでしょう」と別府氏が規約にない自身のルールで行動していると指摘したうえで、「彼はそういうことを思っていないかもしれないけれども、『先輩のいうことは絶対だ』みたいな我々の世代においても、『いや、それは違うんじゃない?』 という認識がやっぱりあります。すべてがそうなのですよ。自分がこう決めたんだというのが先で、あとはもう後付け、自治会に諮ることなく、自分で決めて、それを後付けで。 そういう風習がずっと今まである。私が今日いえるのは、福岡博多ライオンズクラブのためにこうだと。 私はクラブを継続するためには、やはり仲良くクラブで、みんなが協調しなければいけないと思います。でもその協調を別府Lは守ってくれない、だから賛成できないのです」と別府氏の行動に賛同しない理由を語った。

反対意見を威圧した別府氏

 一方で平河氏が危惧するのは、社会奉仕団体であるライオンズクラブの活動に勢力争いを持ち込むことで、内紛をみた若手会員が離れていくことである。「一番苦しい状況になるのはうちのクラブです」と平河氏は懸念を示したうえで、「取材に答えることで、周りからいろいろいわれるかもしれないが、このままではいけないと思いました」とライオンズクラブの健全な在り方を願って当社の取材に応じた動機を明かしていただいた。

 別府氏は2011年7月から福岡博多ライオンズクラブ第47代会長に就任したが、当社は会長就任前の同年5月に別府氏を取材していた。

別府次期「337-A地区」ガバナー
別府次期「337-A地区」ガバナー

  「これから福岡博多ライオンズクラブをどのように変えていきたいですか」との質問に対し、別府氏は「まだ大きなことはいえませんが、ライオンズクラブで自分を磨く、自分を生かす、そして最終的には愉しんでいく。これを常に心に留めて進めていきたいと思います」と真摯な決意を述べていた。

 ライオンズクラブの活動を通じて「自分を磨く」「自分を生かす」と述べていたが、組織活動である以上、平河氏がいうようにクラブの仲間や「337-A地区」の仲間と協調して議論を行い、助け合いながら取り組む必要がある。当時の別府氏を知る関係者の多くは、「今のような独善的な振る舞いはなかった」と振り返る。

 別府氏は、2023年から第2副地区ガバナーに就任したが、そのころから人が変わったという。

「第2副地区ガバナー就任の際、クラブの理事会では賛否が分かれ紛糾しました。別府氏は理事会の席において、なんか文句あるやつは、俺に反対するやつの名前を出せという一幕もあったのです」と語り、「その次の会長のときも、喧々諤々あったけど結局押し切られ、今回も理事会は認めていないのです」

 では、なぜ今回、別府氏は「337-A地区」次期ガバナーに就任することとなったのか。

(つづく)

【近藤将勝】

< 前の記事
(35)
次の記事 >
(36)

関連記事