二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(37)~別府氏に屈した松村ガバナー

世界的な奉仕団体である『ライオンズクラブ』。その慈善運動は社会的に広く認知されている。ところがライオンズクラブの複数の会員から「福岡地区=337-A地区には問題がある」との情報が入ってきた。本来国際奉仕団体としての活動は名誉栄達ではなく、純粋な社会貢献にある。

ライオンズ国際協会337-A地区元ガバナー
二場安之氏

クラブ内から出た異論

 なぜ、別府氏が「337-A地区」次期ガバナー(2026年度)に就任することとなったのか。結論から申し上げたい。現・ガバナーである松村誠氏に一任したことが大きい。

 関係者への取材や関係資料に基づき、この間の経緯を記しておきたい。

(1)2025年12月2日、福岡博多ライオンズクラブ理事会で理事意見を聴取し、別府氏ガバナー推薦状について結論を持ち越し。
(2)12月18日、3役の推薦状発行についてクラブ会長よりメールで文章が送付される
(3)12月19日、3役推薦状発行は無効との文書を有志がキャビネット事務局に郵送
(4)12月24日、理事会議事録をガバナーに提出 
(5)26年1月8日、推薦状無効届を差し替える
(6)1月20日、ガバナー指導によるクラブ例会で無記名投票を実施したが、多数決の判定に疑問があり、会員の有馬Lより見解書提出
(7)キャビネット判断一任でクラブ会長より経過報告
(8)他ライオンズ交流会席上で、松村ガバナー・酒井RC、安田会長などでクラブ内総意の再審議で合意
(9)2月3日、理事会にて多数決判断を行う旨を、前日の協議内容として全員に送付。しかし当日、別府氏が松村ガバナーに電話し、「当クラブで総意を出す指示はしていない」と携帯のスピーカーを当てて、通話の生音声をマイクで会員に聞かせることで審議不要とした。結果、本件はキャビネット預かりとなった。
(10)2月4日、キャビネットと安田会長より、別府氏のガバナー内定通知が届いた。

 このなかでたびたび登場する安田会長とは、福岡博多ライオンズクラブの安田賢一会長のことであるが、平河氏は「安田会長は難しい立場のなか、一生懸命、公正公平にやってくれている」と語っている。

 冒頭で述べたように、ガバナーの松村氏は北九州地区の1R出身であり、福岡都市圏の4Rや福岡博多ライオンズクラブの事情に通じていなかった面はあるだろう。しかし、突然電話をしてきた別府氏のやり方を最終的に通してしまったことは、厳しい言い方だが不見識であったのではないか。

別府次期「337-A地区」ガバナー
別府次期「337-A地区」ガバナー

 仄聞するところでは、松村氏は複合地区の議長就任の件を含め、別府氏の動きや手法に強い疑念をもち、今後を憂慮されているという。だが、ガバナー内定通知を出す前に、理事会に差し戻し、再度協議すべきではなかったか。

(つづく)

【近藤将勝】

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