ITサービスに関するシステム開発やソフトウェアの作成を行う安川情報システム(株)(本社:福岡県北九州市、諸星俊男代表取締役社長)が1月19日に発表した2016年3月期第3四半期決算は減収減益となった。
同社の発表によると、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高84億3,700万円(対前年同四半期比1.1%減)となったが、大規模システムの手直し費用の発生などの影響もあり、営業損失4億3,100万円、経常損失4億2,300万円、四半期純損失3億8,000万円となった。
また、通期の連結業績予想を、2015年10月6日発表の業績予想から下方修正しており、売上高120億円(前回発表予想138億円)、営業利益2,000万円(前回発表予想1億8,000万円)、経常利益2,000万円(前回発表予想1億8,000万円)、当期純利益500万円(前回発表予想4,000万円)とした。
同社は、組込制御ソリューション事業では、医療機器やメカトロ機器向けのソフト開発、制御システム構築は堅調に推移したが、情報機器販売については前年同期に比べて減少したという。一方、ビジネス・ソリューション事業では(株)安川電機グループのIT投資はプロジェクトの一巡により減少したが、ERP(Enterprise Resource Planning)ソリューションや移動体通信事業者向け開発が堅調に推移したことで売上が増加。さらに、医療・公益ソリューション事業ではインターネット・セキュリティ関連製品が前年同期に比べ増加したことに加え、学校向けパソコン整備などの大口売上もあり、売上げは堅調に推移したとしている。
【川元 浩明】
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