5月の九州経済圏、輸出28%増 自動車・半導体が牽引、原粗油輸入は大幅減

 門司税関の17日発表によると、九州経済圏の5月の貿易収支は3,398億円の輸出超過となった。輸出超過は16カ月連続で、前年同月比4.1倍に拡大した。輸出総額は1兆880億円(同28.0%増)で2カ月連続のプラス、輸入総額は7,482億円(同2.5%減)で3カ月連続のマイナスとなった。

 半導体・自動車輸出の強さが貿易黒字を押し上げる一方、エネルギー輸入の急減が輸入総額を押し下げる構図が見られた。

 輸出品目では、1位の自動車は2,676億円(同22.8%増)で、輸出総額の24.6%を占めた。中東向けは減少が続くものの、米国、アジア、欧州向けが伸びた。半導体等電子部品は1,384億円(同82.8%増)、うちICは1,342億円(同88.0%増)と大幅に増加した。半導体等製造装置も826億円(同44.2%増)となり、半導体関連が輸出全体を押し上げた。

 地域別では、中国向けは1,901億円(同9.0%増)、韓国向けは1,491億円(同23.7%増)となった。米国向けは1,552億円(同76.9%増)と大きく伸びており、自動車が780億円(同93.5%増)と牽引した。中東向けは225億円(同48.6%減)に落ち込んでおり、自動車が134億円(同60.8%減)と大幅減となったのが響いた。

 輸入品目では、1位は金属鉱及びくずで1,303億円(同63.4%増)。2位は石炭の706億円(同31.3%増)。石油関連では、石油製品が566億円(同71.1%増)と増えた一方、原粗油が255億円(同83.2%減)、液化天然ガスが112億円(同51.2%減)と大幅減となった。中東からの大幅減が全体の輸入減に影響した。

【茅野雅弘】

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