九州観光機構、地域の観光資源の魅力の発信を強化

 (一社)九州観光機構は18日、唐池恒二会長(九州旅客鉄道(株)相談役)らによる記者会見を開催し、今年度の執行部体制や重点事業などを紹介した。専務理事兼事業本部長に濵崎隆氏((株)リクルート)、新設の常務理事・副本部長には青木計世氏(九州電力(株))、松隈和子氏((株)JTB)を起用し、民間経験や女性の視点の活用を強化する。

左から濵崎専務理事、唐池会長、青木常務理事、松隈常務理事
左から濵崎専務理事、唐池会長、青木常務理事、松隈常務理事

 26年度の重点事業では、「三里やきものがたり」と称して、佐賀県有田、長崎県三川内・波佐見という産地を題材にコンテンツ開発を進める。9月4日~6日にJR九州ホール(JR博多シティ)で展示・販売会「三里やきものがたりえき市」を開催するほか、4日に列車、バスでそれぞれツアーを実施する。

 食のイベント「にっくん」~九州 お肉の王国まつり~を今年度も実施する。来年3月の博多に加え、2月に宮崎市でも実施する。今年3月は前回より多いのべ6万3,000人が来場しており、今年度は合わせて7万人を目指すとしている。

 唐池会長は、九州観光機構がこのように地域の文化を観光資源として打ち出すことに取り組む狙いについて、県を跨いで実施できるのが広域のDMO(観光地域づくり法人)としての強みであること、また、全国区となった「宇都宮餃子」、北海道の「YOSAKOIソーラン祭り」などもこの30年ほどの間に地域の人々による取り組みによって観光資源化されたものであると紹介したうえで、同様に九州のやきものや肉といったグルメも観光資源になり得るとの自信を示した。

 ほか、ガイド不足への対応と質の向上を目的として、6月30日に「九州ガイドサポートセンター」を開設する。

 また、同機構が運営するYouTubeチャンネル「チャンネル九州塾」について、5月18日に登録者数が3万人を突破し、今月配信された唐池会長とサッカー元日本代表監督の岡田武史氏との対談動画などが好評で登録者数が順調に増えている。同機構によると、登録者数は全国に10ある広域DMOのなかでトップクラスという。

【茅野雅弘】

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