職員へのセクハラ問題や福岡政局で注目される田川市長選始まる

 秘書を務めた女性職員に対するセクハラ認定を受けた前市長の辞職にともなう福岡県田川市の市長選が5日告示された。職員へのハラスメント問題や経済振興、人口減対策や交通インフラなど、まちづくりが争点となるとみられる。投開票は12日。

 5人目の立候補表明が行われていたが、前市長や元市長、元県議など4人が立候補を届け出た。立候補したのは届け出順に、元学習塾経営の浦野仁氏、元県議の佐々木允氏、前職の村上卓哉氏、元職の二場公人氏の4人。

 前回選(23年)では、当時の現職と前市長による一騎打ちとなり、市を二分する激しい選挙戦が展開されたが、背景には筑豊地域をめぐる代理戦争の面があった。今回、田川を地盤とする武田良太元総務相はいずれの候補者も支援していない。

 地元関係者は「田川や大任町の町長をめぐる問題が自身の選挙に影響したことを考慮し、市長選に関与しないという判断があるのでは」と指摘。「セクハラ問題で全国に悪い評判が広がったので市政の刷新が必要」と語った。

 任期途中の市長選であるが、前市長・村上氏が当選した場合、27年4月29日までで、他の候補者の場合は、投開票日から4年間となる。

【近藤将勝】

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