福岡・古賀市の田辺市長、県議会議連のタイ訪問における女性県議へのハラスメントの黙過について謝罪
2024年に福岡県タイ友好議連が親善訪問した際、バンコク都議会主催の懇親会が行われ、参加者がタイタニックのポーズをしている写真が大きな問題となっている。当日、議連の県議や随行の県職員だけでなく、県議会から招聘を受けた福岡県古賀市の田辺一城市長も出席していたことから、市内外から批判が起こっている。
田辺氏は、県議(11~18年)時代に福岡県タイ友好議員連盟の事務局長を務めるなど熱心に活動していた。
8日午後、田辺市長は当社の取材に対し、ハラスメントに対する問題意識が薄かったことを認め、市のホームページや自身のブログを通じて「その場にいた者として自らの行動は正しかったのかを顧み、率直に反省しています」などとする談話を公表した。
田辺氏の談話を以下の通り紹介する。
福岡県議会のタイ王国バンコク都公式訪問について(令和8年9月8日)
福岡県議会のタイ王国バンコク都公式訪問(2024年1月)に同行しました。県議会から招へいがあったもので、私自身が県議時代に福岡県へのタイ総領事館誘致の実現に関わっていたことや、市長就任後に総領事館を通じて古賀市とタイとの交流を進めてきていることから、今後の福岡県とバンコク都のさらなる交流促進の一助に、との趣旨でした。
なお、渡航にかかる費用は、公費を使用していません。そもそも市の予算に計上しておらず、訪問の行程が全て古賀市長の公務として妥当なのかの判断が難しく、また、地方自治体の首長の海外出張への公費使用は理解が広がっているとは考えにくく、私の判断で自費での参加としました。
バンコク都のチャチャート知事やウィラット議長をはじめとする都議会議員の皆さんを表敬訪問しました。コミュニケーションを円滑にしたいと考え、古賀市の風物や文化、タイとの交流を紹介するタイ語訳付きのスライド形式の手持ち資料や名刺を独自に作成して持参し、皆さんに大変喜んでいただけました。福岡空港や博多駅から近いことを強調した地図も載せていたので役立ちました。当時、日本国内で制度改正が検討されていたライドシェアも体験しました。
一連の行程で、バンコク都議会主催のレセプションに参加しました。その交流の中で、ハラスメントが疑われると指摘されている場面があり、市民の皆さまから厳しいご意見をいただいています。その場にいた者として自らの行動は正しかったのかを顧み、率直に反省しています。特に、市長は組織のトップとしてハラスメントを撲滅する立場にあります。まずは、古賀市役所の全職員に、私と仕事をする中でハラスメントを経験していないか、調査、検証いたします。
私は人権保障を重視し、一人一人が大切にされる社会をつくることを掲げてきました。自らが不完全な人間であること、社会的に未熟な存在であることをあらためて自覚し、今回のことを真摯に受け止め、これからの行動につなげてまいります。
令和8年9月8日
古賀市長 田辺一城
【近藤将勝】









