少子化のなか、福岡市西区で進む教育施設の新設・改築
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厚生労働省発表の人口動態統計の年間推計によると、2015年に生まれた新生児の数は100万8,000人。新生児の数が、実に5年ぶりに増加へ転じた喜ばしいニュースである。しかし、少子高齢化が進むなか、こうした報せを実感できる地域は少ないのではないか。
そのようななか、福岡市西区、九大学研都市駅周辺は、子どもたちの増加を実感できるエリアだ。同エリア周辺には、建設中のものを含め、さまざまな教育施設が存在する。いと保育園は事業主(福)健幸会、(株)西中洲樋口建設施工で2013年12月に竣工した。JR九大学研都市駅、国道202号線側でアクセスは良好。イオンモール福岡伊都がすぐ近くにあるので、買い物にも不自由しない。RC造の2階建て、敷地面積1,072.08m2。乳児室、ほふく室などを備えるほか、屋外遊技場も完備している。定員概要は以下の通り。
現在建設中のものでは、2017年春開校予定の「福岡市立西都小学校」がある。同校はRC造の地上4階建て、校地面積15,390m2。全26教室を予定している。建設工事に関しては、北棟を岩崎・柿原・黒木JV、南棟を松本・上村・今林JVが担当する。
また、西区太郎丸では、太郎保育園の増築・大規模修繕工事が行われている。
設計・監理を(有)福岡建築設計事務所、施工を匠建設(株)が担当する。定員概要は以下の通り。
九大の伊都地区への移転がスタートして10年あまり。戸建・マンション・アパートなど、住宅の新築工事は今もなお続いている。そのほとんどが学生向けではあるが、こうした教育施設の動向を通じて、同エリアには確実にファミリー層も定着していることがうかがえる。
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