竹原信一

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竹原信一緊急寄稿(11)幸福という病 ― 全体性からの乖離としての幸福概念
竹原信一緊急寄稿(11)幸福という病 ― 全体性からの乖離としての幸福概念
 現代社会において「幸福」は目的であり、人生の指標であると信じられている。しかしこの信念は、むしろ人間を不幸にしている。
政治・社会
竹原信一緊急寄稿(10)文明は自己喪失の代名詞ではないか
竹原信一緊急寄稿(10)文明は自己喪失の代名詞ではないか
 現代の学校制度は、近代国家の形成期における「秩序維持装置」として設計された。そこでは「同一化」と「統制」が価値とされ、個性や直観はノイズとして排除されてきた。
政治・社会
竹原信一緊急寄稿(9)日本国民への警鐘~「傷の共同体」と真実への回帰
竹原信一緊急寄稿(9)日本国民への警鐘~「傷の共同体」と真実への回帰
 私たちはいま、見えない病のただなかに生きています。それは肉体ではなく、精神の病です。誰もが小さな傷を抱え、その痛みを覆い隠すために、「他人の目」に自らを明け渡してしまった。
政治・社会
竹原信一緊急寄稿(8)「数」に逃げる社会、思考を手放す政治
竹原信一緊急寄稿(8)「数」に逃げる社会、思考を手放す政治
 地方議会改革の議論において、「議員定数削減」は常に注目を集める。しかし、その議論の多くは、数という表層に囚われ、本質である「議員の質」「熟慮の精神」を見失っている。
政治・社会
竹原信一緊急寄稿(7)支配を欲する民──無能の権威と大衆の安堵
竹原信一緊急寄稿(7)支配を欲する民──無能の権威と大衆の安堵
 人々は「誰が私たちを支配しているのか」と問うが、実際には支配は上から与えられるものではなく、下から求められるものである。
政治・社会
竹原信一緊急寄稿(6)行政無能の構造──秩序が愚かさを育てる
竹原信一緊急寄稿(6)行政無能の構造──秩序が愚かさを育てる
 行政とは、本来「公の意思を実現するための組織」である。しかし現実の行政は、目的よりも手続きの正当性を守ることを第一義としている。つまり「何を成すか」よりも「どのように見えるか」が重要になる。
政治・社会
竹原信一緊急寄稿(5)権威と愚かさ──支配の心理と精神の奴隷制
竹原信一緊急寄稿(5)権威と愚かさ──支配の心理と精神の奴隷制
 権威(authority)とは、ラテン語の「auctoritas」=「増やす」「創造する」に由来する。本来の権威とは、人々を高める力であり、知識や人格、経験、信念によって自発的に敬意を呼び起こすものであった。
政治・社会
竹原信一緊急寄稿(4)発明空間論 見ること・観察の哲学としての深化
竹原信一緊急寄稿(4)発明空間論 見ること・観察の哲学としての深化
 人は、新しいものを求めてきた。新しい技術、新しい制度、新しい思想。だが「新しい」とは何だろう。
政治・社会
竹原信一緊急寄稿(3)腐敗を保護する言葉たち~安心の衣をまとった欺瞞の語彙集
竹原信一緊急寄稿(3)腐敗を保護する言葉たち~安心の衣をまとった欺瞞の語彙集
 最も人間的な願いに見えて、最も人間を劣化させる言葉。「安心」とは、危険の不在ではなく、思考の停止を意味する。
政治・社会
竹原信一緊急寄稿(2)沈黙の文明における七つの欺瞞~竹原流「七つの社会的罪」
竹原信一緊急寄稿(2)沈黙の文明における七つの欺瞞~竹原流「七つの社会的罪」
 文明とは、人間が人間らしく生きるための秩序のはずだった。だが現代日本において、それは服従と沈黙を美徳とする構造へと変わった。形式を守るために誠実が殺され、秩序を保つために真実が葬られていく。
政治・社会
竹原信一緊急寄稿(1)見えない支配と沈黙の文明~戦後日本における知性の崩壊構造
竹原信一緊急寄稿(1)見えない支配と沈黙の文明~戦後日本における知性の崩壊構造
 中央政界が新たな転換点を迎え、政治構造が大きく揺らいでいる。そんななか、かつて鹿児島県阿久根市政を刷新し、地方から政治のあり方を問い続けた竹原信一氏から緊急寄稿を頂いた。
政治・社会