グループ一丸となって業界戦争を生き抜く～スーパーバリュー九州本部アソシエイツ会開催

（株）スーパーバリュー九州本部 中島 薫 社長

　食品ボランタリーチェーンの（株）スーパーバリュー九州本部（本社：福岡市南区、中島薫社長）は26日、福岡市博多区のホテルで毎年恒例の「第34期アソシエイツ会総会」を開催した。会には九州各県のバリューグループに加盟するスーパーの経営者や、アソシエイツ会に所属する食品メーカー、卸など関係者ら約400名が出席した。

　会では藤吉泰晴会長（三井食品（株）会長）が「すべては加盟社のために」を掲げ、加盟社を支えるスーパーバリュー九州本部のためにも、1社1社が尽力していこうと呼びかけた。また、中島薫社長はグループの経営理念である「異体同心事」について読み上げた。人造り・心造りを最優先とし、「本部中心に互助の精神で助け合い、1つの心になることがスーパーバリューグループの異体同心事」であるとした上で、再度グループ一丸となって厳しい業界環境のなか生き残っていこうと呼び掛けた。

　恒例となっている講演会では、西郷隆盛の曾孫で（株）ナンシュウ（本社：鹿児島県鹿児島市）代表取締役社長の西郷隆夫氏が登壇。来年放送されるNHK大河ドラマ「西郷（せご）どん」に絡めつつ、鹿児島に伝わる郷中教育（ごじゅうきょういく）や「敬天愛人」の心を語り、部下の指導法や会社の運営手法などについて活かしてほしいとした。最後には「明治維新150周年の年を単なるイベントとせず、“何のために生きるのか”“これからどう生きていくか”を自分自身に問い続けて欲しい」と結び、経営者として個としての生き方を問いかけた。

　講演会後は懇親会も開催され、同会の佐々木繁理事（（株）佐々木冷菓社長）が「これからもスーパーバリュー九州本部の力となれるよう、加盟社全体で頑張っていこう」と全体の士気を上げ、閉会となった。

（株）ナンシュウ 西郷 隆夫 社長

（株）佐々木冷菓 佐々木 繁 社長

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