医療が進んだといわれる今日、その一方で発達障害の児童数が増加している。その理由の1つに、近年、産後医療の現場において必ずしも科学的ではない、むしろ妄信に近い産後ケアが普及したことが挙げられるのではないか。
医学博士・久保田史郎氏は、体温学を専門とし、長年、産科麻酔医として現場を見てきた経験から、産後ケアにおけるカンガルーケアの在り方に警鐘を鳴らし、体温管理と栄養管理の重大さを訴える。
カンガルーケアとは、生まれたばかりの赤ちゃんを母親の胸に抱っこさせることで、母子間の愛着形成を促す産後ケア。これをめぐっては、出生直後の新生児の異常発見の遅れにつながるなどといった懸念も指摘されてきた。久保田氏もかねてよりその問題点を指摘してきた専門家の1人である。
久保田氏の提言を2回に分けて紹介する。今回は後編。
【寺村朋輝】
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