DAIEIアーキテクツが設計 ギラヴァンツ北九州の新クラブハウス

(株)DAIEIアーキテクツ

新クラブハウスは木造建築

 北九州市をホームタウンとするサッカークラブ・ギラヴァンツ北九州はこのほど、大英産業(株)および同社の子会社で設計・建築・建築監理などを担う(株)DAIEIアーキテクツとの間で、新クラブハウス建設に向けた設計および建築に関する協定を締結した。

 ギラヴァンツ北九州は現在、新門司マリーナをクラブハウスとして使用しているが、選手たちの練習環境の改善、また、地域へのさらなる賑わい創出やスポーツ振興に寄与することなどを目的に、新クラブハウスの建設を計画。今後、新クラブハウスを中心に、誰もがスポーツに親しめる環境づくり、育成年代への食育推進、市民と選手が触れ合える場の提供など、さまざまな取り組みを自治体や競技団体など一体となって進めていく予定だ。

 大英産業およびDAIEIアーキテクツはこうしたギラヴァンツ北九州が目指す新たなクラブハウス像や理念・ビジョンに共感したことから、今回の企画設計・建設協定を締結した。

 新たなクラブハウスについて大英産業の一ノ瀬謙二代表は「北九州産材の地域循環型木材を使った木のぬくもりのある空間をつくり、選手の方々が快適で、集中できる環境を整えることに尽力いたします」と述べ、企画設計を担うDAIEIアーキテクツ・宇留嶋栄治代表は「ギラヴァンツ北九州の選手、スタッフの皆さんが十二分に力を発揮し、ファン・サポーターが一体となれ、関係皆さまや北九州市民皆さまが利用しやすい空間を企画、設計してまいりたいと考えております」と述べるなど、それぞれ意気込みを語った。

 ギラヴァンツ北九州の新クラブハウスは木造建築で計画されており、建設に際して、地産地消をコンセプトに掲げるほか、J1昇格に向けた活動拠点として機能するよう、選手やスタッフの意見も取り入れられる。もちろん、サポーターをはじめとする市民との触れ合いの場も提供される。外観のイメージパースは2025年5月末をメドに発表される方針で、同月設計完了、同年12月着工を予定している。

【代源太朗】


<COMPANY INFORMATION>
(株)DAIEIアーキテクツ

代 表 :宇留嶋栄治
所在地 :北九州市八幡西区下上津役4-1-36
資本金 :1,000万円
出資比率:大英産業(株)100%

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