広告制作を1社にまとめると損か得か?

イメージ    広告を制作する際の依頼方法は、主に2つあります。1つは、広告代理店などに「一括で依頼」=1社にまとめる方法。もう1つは、チラシはチラシ会社、WEBはWEB制作会社など「専門会社ごとに依頼」する方法です。結論からいえば、前者が得なケースが多いです。理由は、時間と手間の削減、広告の効果向上が期待できるからです。

一括依頼のメリット

①制作会社を探す時間が減る

 複数の会社に依頼する場合、検索・比較・見積取得などの作業がそれぞれに必要です。1社にまとめれば、この時間が一度で済み、効率的です。

②打ち合わせの手間が減る

 媒体ごとに仕様や目的が異なるため、複数社の場合は媒体ごとに何度も説明や確認が必要になります。1社なら情報共有が一括で済み、変更があっても一度の説明で済みます。

③広告イメージの統一がしやすい

 広告は、見た目の印象が重要です。色味・書体・トーンが統一されていないと、企業イメージがバラバラになり、信頼を損なう可能性もあります。1社にまとめれば、統一されたブランディングが実現しやすくなります。

④広告全体の流れを設計できる

 看板→WEB誘導→資料請求など、広告の導線を計画的に構築できます。媒体同士の連携ができることで、広告の目的達成がスムーズになります。

一括依頼のデメリット

①費用が高くなることがある

 中間マージンや一括手配の関係で、単体で頼むより高くなるケースも。ただし、素材の共通利用やパッケージ化で割安になる場合もあり、時間や効果を含めた総合コストでは、むしろ割安になることもあります。

②専門性がやや低くなる可能性

 特定分野では、専門会社に劣る場合もあります。ただし、幅広く対応できる柔軟さは強みです。

 広告媒体が複数にわたる場合や、新商品・イベントで全体設計が必要な場面では、1社にまとめることで「効率」「効果」の両方を得られやすくなります。


<プロフィール>
山本啓一

(やまもと・けいいち)
1973年生まれ。大学に5年在学し中退。フリーターを1年経験後、福岡で2年ほど芸人生活を送る。漫才・コントを学び舞台や数回テレビに出るがまったく売れずに引退。27歳で初就職し、過酷な飛び込み営業を経験。努力の末、入社3年後には社内トップとなる売上高1億円を達成。2004年、31歳でエンドライン(株)を創業。わずか2年半で年商1億2,000万円の会社に成長させる。「エッジの効いたアナログ販促」と「成果が見えるメディアサービス」でリアル店舗をモリアゲる「モリアゲアドバイザー」として、福岡を中心として全国にサービス展開中。

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