財務省が8日に発表した4月の国際収支統計(速報)によると、経常収支は3兆9,078億円の黒字となった。前年同月から1兆5,378億円増え、黒字幅が拡大した。
主因は第一次所得収支の黒字拡大。第一次所得収支は4兆2,100億円の黒字となり、前年同月比で5,602億円増加した。財務省は、直接投資収益の黒字幅が拡大したことなどを要因としている。
貿易収支は3,957億円の黒字となり、前年同月から3,965億円改善して黒字に転じた。輸出は10兆1,081億円(前年同月比13.9%増)、輸入は9兆7,124億円(同9.5%増)だった。輸出額の伸びが輸入額の伸びを上回ったことで、貿易収支の改善につながった。輸出では半導体の電子部品などのアジア向けが堅調に推移したが、中東向けは半減した。
ほか、貿易・サービス収支は203億円の赤字となったものの、赤字幅は前年同月から7,064億円縮小した。輸出増と所得収支の拡大が、経常黒字を押し上げた。
【茅野雅弘】
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