【読者投稿】個別支援計画なき支援の危うさ 家族に転嫁されたグループホームの責任
2026年7月9日 14:20
NetIB-NEWSでは、読者のご意見を積極的に紹介し、議論の場を提供していきたい。
今回は、「【読者投稿】障害者グループホームは誰のための支援か 退去後も消えない家族の苦しみ」についての読者のご意見を紹介する。
6月19日掲載の投稿を読ませていただきました。福岡市内でサービス管理責任者として勤務をしている者です。
娘さんが夜眠れないたびに呼び出され、しまいには「育て方が悪かったのではないか」と責められた。これが示しているのは、支援の現場に本来あるべき専門性が欠けていたという、シンプルな事実だと感じます。夜間の不眠や落ち着かなさは、生活リズムや体調、環境の変化、コミュニケーションの取り方など、さまざまな要因が絡み合って起こるものです。それを1つずつ検討し、対応の方針を組み立てるのが、本来サビ管が個別支援計画を通じて担うべき仕事のはずです。
しかし個別支援計画自体もいつまでたってもできなかったとのこと。拠り所となる計画がなければ、夜勤の職員は困った場面での手がかりをもてないまま、その場しのぎの対応に追われます。そして、うまくいかない原因を専門的に検討する代わりに、ご家族に求めてしまう。これは支援の失敗を支援される側に転嫁する、最も安易な対応です。サビ管をしっかりと機能させていれば、防げたはずの事態だと思います。
親元から離れ、世界を広げていく営みは、小さな階段を一段ずつ上るようにして積み重ねていくものです。娘さんとともに進んで来られた投稿者の方にとって、今回の経験は、踊り場が足元から崩れるような出来事だったのではないかと思います。積み重ねてきたものが失われ、またやり直さなければならない。その重さを、軽く扱えません。
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