大嶋仁 の記事一覧

ローマ法王レオ14世──その世界にとっての意味──(4)法王のフランス訪問
ローマ法王レオ14世──その世界にとっての意味──(4)法王のフランス訪問
去る2026年9月25日から28日にかけて、ローマ法王レオ14世はフランスを訪れた。この訪問が予想外の反響を呼んだというのも、国是として「無宗教」を掲げているはずのこの国の一般市民、とくに若年層が、法王を熱烈に出迎えたからである。
国際
ローマ法王レオ14世──その世界にとっての意味──(3)ロバート・プレヴォスト
ローマ法王レオ14世──その世界にとっての意味──(3)ロバート・プレヴォスト
何度もいうように、大半の日本人はレオ14世のことをまったく知らないので、簡単に紹介しておくことにする。本名はロバート・プレヴォスト。アメリカはシカゴの生まれである。父親はフランスからの移民の子孫、母親は中米からの移民の子孫。敬虔なカトリック教徒の家で育った彼は、少年時代から「神父になる」ことを志していたという。
国際
ローマ法王レオ14世──その世界にとっての意味──(2)レオ14世の立ち位置
ローマ法王レオ14世──その世界にとっての意味──(2)レオ14世の立ち位置
レオ14世がカトリック教徒だけでなく、世界の救済を求める世界中の人々に支持されている理由は何か。彼がカトリックの教義の原点に立ち返り、「イエスの思想を現代的なかたちで実現しようとしているからだ」というのが正しい答えだろう。
国際
ローマ法王レオ14世──その世界にとっての意味──(1)ローマ法王とはなにか
ローマ法王レオ14世──その世界にとっての意味──(1)ローマ法王とはなにか
ローマ法王という存在は、カトリック教徒がわずか0.3%という日本ではほとんど知られていない。従って、「法王の世界にとっての意味」など誰も知らないし、考えてみようともしない。
国際
日本人と「歴史」─ 韓国・中国との比較から考える(5)中国人は歴史をどう見るのか
日本人と「歴史」─ 韓国・中国との比較から考える(5)中国人は歴史をどう見るのか
 日本の戦争行為を正当化しようとする一切の動き、また戦争中に起きた出来事を忘れ去ろうとする一切の動きに対して、最も厳しい警告を発し続けてきた国は中国である。それだけに、昨今の日本人は中国嫌いになっている。
国際
日本人と「歴史」─ 韓国・中国との比較から考える(4)神話と歴史、日本人の責任意識
日本人と「歴史」─ 韓国・中国との比較から考える(4)神話と歴史、日本人の責任意識
 すでに見た丸山眞男の論からすると、日本人が歴史を自然力の発現として受け止めてきたことは、結局は「文化の問題」ということになる。
国際
日本人と「歴史」─ 韓国・中国との比較から考える(3)「日本に歴史はない」のか
日本人と「歴史」─ 韓国・中国との比較から考える(3)「日本に歴史はない」のか
 「日本人は歴史を知らない」とは、あるドイツ人の日本史研究者が口にしたことである。それを聞いていた私は、「そんなことはあるまい」と言いたかったが、考えてもみれば、テレビで歴史大河ドラマが流行ったからといって、日本人が自分たちの過去を知りたいと思っているわけではないことは明白だ。
国際
日本人と「歴史」─ 韓国・中国との比較から考える(2)日本人はなぜ歴史を語れないのか
日本人と「歴史」─ 韓国・中国との比較から考える(2)日本人はなぜ歴史を語れないのか
 日本に来て10年という韓国人男性に、つい先月福岡市内で会った。その青年はまだ30歳にもなっていなかったが、「今は日韓関係が最も充実している時だと思います」と言っていた。なんとなれば、「現在の韓国の若者たちは過去の歴史にそうこだわっていないからだ」という。
国際
日本人と「歴史」─ 韓国・中国との比較から考える(1)韓国の歴史教育から見えるもの
日本人と「歴史」─ 韓国・中国との比較から考える(1)韓国の歴史教育から見えるもの
 明治以降の日本が、西欧の帝国主義的発展にならってアジア進出に乗り出し、日清・日露の戦争を経て朝鮮半島から現在の中国東北部である満州までを獲得したことはよく知られている。
国際
現代日本の政治的病(5)政治と宗教
現代日本の政治的病(5)政治と宗教
 日本国憲法が「信教の自由」を保障していることは周知の通りである。これは「個人に宗教を選ぶ権利がある」ことを言ったもので、国家権力が特定の宗教とむすびつくことを禁じる「政教分離の原則」と表裏一体になっている。
地域・文化
現代日本の政治的病(4)自民党小史
現代日本の政治的病(4)自民党小史
 適菜収氏とジェイソン・モーガン氏が指摘しているように、高市早苗は戦後日本の「恥の積み重ね」が生み出した「病」であるにちがいない。その病は、自民党にほとんど全期間にわたって国家運営を任せてきた国民の責任であることは、すでに述べたことである。
地域・文化
現代日本の政治的病(3)精神改革の宣教
現代日本の政治的病(3)精神改革の宣教
 先に言及したモーガン氏には、「虐げられた民族」の記憶が流れ込んでいる。氏の「白人文化」に対する感情には、憎しみさえあるかもしれない。アメリカの「白人」政府が先住民を歴史から消し去ろうとしたことは、氏にとって決して過去のことではなく、現在もアメリカが世界各地で行っていることなのである。
地域・文化
現代日本の政治的病(2)ジェイソン・モーガン
現代日本の政治的病(2)ジェイソン・モーガン
 民主主義の原理からいえば、「一党独裁」は許されない。しかし、日本の戦後はほとんど一党独裁である。野党は存在するが、与党を際立たせる脇役でしかない。これを許してきたのは、政治家ではなく、国民である。
地域・文化
現代日本の政治的病(1)末法世界
現代日本の政治的病(1)末法世界
 平安時代の日本人は「末法思想」に取りつかれていたという。「末法」とは、仏教の歴史観でいう「最悪の1万年間」を指す語である。その前の1000年間は「像法」といい、仏教の形骸だけはまだ残っていた。さらにその前の1000年間は、まだ仏教が生きていた時代と言われている。
地域・文化
【特別寄稿】AI時代、言語は誰のものか 論理・詩・身体から考える人間の言葉
【特別寄稿】AI時代、言語は誰のものか 論理・詩・身体から考える人間の言葉
 生成AIは、膨大な情報を整理し、もっともらしい言葉を瞬時に生成する。だが、その言葉は人間が身体を通じ、感情や沈黙、他者との関係のなかで紡いできた言葉と同じものなのか。AI時代における言語教育と人間性の行方を考察する。
政治・社会
中医学から見た現代日本──鍼灸師・長尾良一に聞く(5)
中医学から見た現代日本──鍼灸師・長尾良一に聞く(5)
 長尾良一氏によれば、デスクワークに多大な時間を費やす現代人が「元気」を取り戻すには、「20分ごとに席を立って軽い運動をし、深呼吸を何度かする」ことである。これを1日に数回やれば、体内に活力が湧いてくるという。
地域・文化
中医学から見た現代日本──鍼灸師・長尾良一に聞く(4)
中医学から見た現代日本──鍼灸師・長尾良一に聞く(4)
 現代は薬の時代である。医者は薬を処方しさえすればよく、それによって生業が成り立っている。製薬会社の儲かりようはすさまじいもので、コロナワクチンの製造会社が莫大な富を得たことは多くの人が知っている。
地域・文化
中医学から見た現代日本──鍼灸師・長尾良一に聞く(3)
中医学から見た現代日本──鍼灸師・長尾良一に聞く(3)
 中医学の立場、すなわち「全体を見る」という立場からは、単に身体の病だけでなく、精神の病も見えてくるにちがいない。また、社会の病気も見えてくるであろう。しかし、ここではまず、長尾良一氏の現代日本における自然破壊について述べてもらうことにする。
地域・文化
中医学から見た現代日本──鍼灸師・長尾良一に聞く(2)
中医学から見た現代日本──鍼灸師・長尾良一に聞く(2)
 長尾良一氏に漢方と中医学の違いについて尋ねてみた。氏の答えは以下のものである。「私自身は鍼灸師となってから、いつも医療の根本にあるものは何かと考えてきました。ただ病気を治せればよいという訳ではないのです...
地域・文化
中医学から見た現代日本──鍼灸師・長尾良一に聞く(1)
中医学から見た現代日本──鍼灸師・長尾良一に聞く(1)
 長尾良一氏(長尾治療院院長、唐津市)を知っている人はそう多くはあるまい。NetIB-NEWSで何度か紹介されてはいるが、「知る人ぞ知る」といった知名度だ。しかし、氏の見識はたしかで、その基礎は中医学にある。
地域・文化
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