大嶋仁 の記事一覧

政治と宗教(5)真宗王国
政治と宗教(5)真宗王国
 今から40年近く前のこと、近江の奥座敷と呼ばれる長浜に行ったことがある。旧友を訪ね、彼の家で一泊させてもらった。
政治・社会
政治と宗教(4)浄土真宗の地
政治と宗教(4)浄土真宗の地
 「近江」と呼ばれる地方が浄土真宗の拠点の1つであることは前から知っていた。つい最近、その近江を訪れた。といっても、京都からローカル線で近江八幡を経由し、五箇荘まで行っただけである。
政治・社会
政治と宗教(3)旧統一教会の政治性
政治と宗教(3)旧統一教会の政治性
 公明党が自民党との連立を拒否した背景には、自民党と旧統一教会との癒着があった。以下、旧統一教会と自民党との関係を示し、そこからこの教団と創価学会とのちがいを示したい。
政治・社会
政治と宗教(2)創価学会の変遷
政治と宗教(2)創価学会の変遷
 創価学会の設立は1930年である。その趣旨は「日蓮の教えを教育に生かす」というもので、教育団体として出発したから「学会」というようだ。「日蓮の教え」を学び、これを人々に伝えることを目指す。
政治・社会
政治と宗教(1)政教分離
政治と宗教(1)政教分離
 アメリカのワシントンD.C.に30年以上在住し、国際情勢を分析する伊藤貫という人がいる。YouTubeを通じて、国際政治学や経済学などに関する発言を続けている。軽妙な話術、説明の明快さ、教養の幅広さが魅力だ。
政治・社会
機能不全だらけの世の中(5)心の機能不全
機能不全だらけの世の中(5)心の機能不全
 これまでシステム論の重要性を強調し、エンジニア的知性をもっと活用しようと訴えてきたが、今日の日本人が気にかけなくてはならない問題がもう1つある。戦争後遺症による心的機能不全だ。 
地域・文化
機能不全だらけの世の中(4)政治家とエンジニア
機能不全だらけの世の中(4)政治家とエンジニア
 プーチンのロシアがウクライナに侵攻したのは3年以上前のことだ。今まだ終わらぬこの戦争について思ったことがある。プーチンは事前にAIと相談しなかったのかと。
地域・文化
機能不全だらけの世の中(3)朱子学と科学
機能不全だらけの世の中(3)朱子学と科学
 徳川家康はシステム・デザインの達人だった。「士農工商」という階級制度をつくったため、「封建社会」の元凶とされもするが、彼のつくったこの制度によって、それまでバラバラだったいくつもの集団が1つの社会になったのだ。
地域・文化
機能不全だらけの世の中(2)自治体の機能不全
機能不全だらけの世の中(2)自治体の機能不全
 私の住む市には交通が麻痺する交差点がいくつもある。タクシーの運転手に言わせれば、「地獄」だそうだ。原因は交通事情に信号機能が対応していないことにある。つまり、機能不全だ。
地域・文化
機能不全だらけの世の中(1)いまだに単語帳?
機能不全だらけの世の中(1)いまだに単語帳?
 町の図書館に受験生たちが自習できる部屋がある。なかに入っても、誰一人顔を上げない。何を勉強しているのだろう。邪魔にならない程度にのぞき込む。
地域・文化
新しい時代の始まり(後)移民問題を考える
新しい時代の始まり(後)移民問題を考える
 日本の移民に関する情報をAIに求めると、模範解答がかえってくる。労働人口が不足しているので移民は必要だが、政府は「移民」という言葉を嫌い、「でかせぎ労働者」と見なしたがっていると。
地域・文化
新しい時代の始まり(中)文化論は終わりにしよう
新しい時代の始まり(中)文化論は終わりにしよう
 50年ものあいだ日本文化に執心してきた。執心は仏教でいう「執着」であり、よいことではない。仮にも日本文化が崩壊しているなら、いま目前にあるのはその形骸にすぎないだろう。
地域・文化
新しい時代の始まり(前)隅っこ暮らし
新しい時代の始まり(前)隅っこ暮らし
 長いあいだ私は文化について考えてきた。人類の文化を念頭に置き、日本文化はどういう文化なのだろうと考えてきたのである。
地域・文化