コロナ騒ぎの復活は何を意味するか(中)
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国際教育総合文化研究所
所長 寺島 隆吉 氏以上で私が述べてきたことを傍証する事実があります。それは、知人の佐木さん(仮名)から送られてきた次の情報です。それには次のように書かれていました。
「ワクチン2回の陽性率、半数世代で未接種上回る 厚労省再集計で判明」『日経ビジネス』
ワクチンの化けの皮がはがれました。CBC午後5時台の報道チャントでも、1週間ほど前に紹介されていました。先生の警告啓蒙活動が功を奏していると推察します。この情報をいただいたとき、「これを必ず次のブログで紹介します」と書いたにもかかわらず、ウクライナ情勢が緊迫していたので、つい延び延びになっていたのでした。
同当記事によると、ワクチンを打てば打つほど感染者が増えています。
これは、今までに私が『謎解き物語』で主張し続けたことを厚労省が認めたことを意味します。これ以上、巨額の税金をワクチンに注ぎ込む意味がどこにあるのでしょうか。
さてここに、私が今まで述べてきたことを傍証する極めて興味ある、もう1つの事実があります。それを示すのが次の記事です。
*Vaccine Hesitancy in Haiti Has Led to the Lowest COVID-19 Cases and Death Rates in the Western Hemisphere(ハイチでのワクチン接種のためらいが、西半球で最も低いCOVID-19の患者数と死亡率につながった)
https://www.globalresearch.ca/vaccine-hesitancy-haiti-led-lowest-covid-19-cases-death-rates-western-hemisphere/5786933
By Timothy Alexander Guzman, August 13, 2022この記事は、ハイチでは実験的ワクチンに対する警戒感が強く、その接種がほとんど進まなかったのですが、その結果、コロナの感染者数も、死者数も、西半球では最も少なかったという報告でした。
今までハイチは人道支援という名目で、欧米から医薬品その他でさまざまな支援を受けてきましたたが、逆に病気を蔓延させることになったという苦い経験があるのです。
まして、選挙で大統領に選ばれた神父ジャン=ベルトラン・アリスティドが、裏でアメリカが画策したクーデターでアフリカに追放されてから、ハイチの貧困さは増すばかりでしたから、西側への不信は消えることがありませんでした。
アフリカに追放されたアリスティド大統領が、ハイチに帰国して再び大統領選挙に立候補しようとしても、そのたびに裏からのアメリカの妨害で立候補できなかったことも、アメリカを初めとする欧米への不信感を強めていました。
このような傾向はアフリカでも同じで、欧米による植民地支配で、アフリカ諸国の多くは貧困に追いやられただけでなく、欧米の開発した新薬の実験台として使われてきたという苦い経験があります。
ですから、アフリカでもワクチン接種がほとんど進まず、WHOや巨大製薬会社、ビル・ゲイツ財団をイライラさせました。というのは、不思議なことに、アフリカでは欧米ほどの感染者や死者が出なかったのです。
これはイベルメクチンがアフリカの風土病を駆逐するのに役立ってきていたからで、アフリカでは日頃からイベルメクチンを飲むことが一般的になっていて、これが効を奏したのではないかと推測されています。
東京医師会の会長が「アフリカから学べ」と言って、イベルメクチンを日本でも使うよう呼びかけたのに、今でもそれが実現せず、相変わらずワクチン推進に国民の税金を大量に注ぎ込んでいるのが現状です。
(それどころか、この東京医師会の会長は、医学会からも大手メディアからも袋だたきに遇いました。『謎解き物語3』163頁)感染者拡大の要因を調べ直していて、もう1つ気づいた恐ろしい事実があります。それは、ワクチンがコロナウイルスを撃退するどころか、「変異種」を増やしている可能性があるということです。
このことをいち早く指摘していたのが、やはりノーベル生理学・医学賞(2008)の受賞者リュック・モンタニエ博士でした。これについても、実は『謎解き物語3』281-282頁で紹介しているのですが、念のため、その一部を次に引用します。
しかしワクチンの危険性については多くの心ある学者・研究者は、以前から強い警告を発してきました。その典型例がフランスのウイルス学者であり、ノーベル賞受賞者のリュック・モンタニエ博士(Luc Montagnier)博士です。
インタビュー番組で博士は「変異株をつくり出しているのはワクチンだ」と言っているからです。
(14)Bombshell: Nobel Prize Winner Reveals – COVID Vaccine Is `Creating Variants'
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-708.html
「爆弾発言:ノーベル賞受賞者が暴露──コロナワクチンが『変異株』をつくり出している」( 『翻訳NEWS』2021-11-13)
このモンタニエ博士を「陰謀論者」と嘲笑し、YouTubeなどから博士の発言を削除させようとする強い圧力があるのですが、真理を決めるのは権力ではなく、実験・実証による論争のみでしょう。いつから私たちはガリレオの時代に戻ってしまったのでしょうか。博士はインタビューで次のように言っていますモンタニエ博士は、このインタビューで次のように言っています。
「これがウイルスによって生み出される抗体で、それが感染力を強くするのです。これがいわゆるADE「抗体依存性感染増強」と呼ばれる現象なのです。つまり、ある種のウイルスに感染しやすくなるような現象のことです。」詳しくは、『謎解き物語3』282頁を読んでいただきたいのですが、博士は「多くの人々がこのことを理解しています。疫学者たちも分かっています」「しかし科学者たちは沈黙しています」と言っているのです。
これが巨大製薬会社から研究資金をもらっている医学会の現状なのです。何度も言いますが、感染者拡大や被害者の増大は、コロナ政策の結果であって、コロナウイルスのせいではないのです。
そもそも「新型コロナウイルスの致死率はインフルエンザと変わらない」という共著論文を発表していたCDC所長ファウチ博士が、突如、意見を変えて「新型コロナはインフルの10倍の致死率」と言い始めたのは、WHOがパンデミック宣言をした直後でした(『謎解き物語1』)。
(つづく)
<プロフィール>
寺島隆吉(てらしま・たかよし)
国際教育総合文化研究所 所長 寺島 隆吉 氏 国際教育総合文化研究所所長。元岐阜大学教育学部教授。1944年生まれ。東京大学教養学部教養学科を卒業。石川県公立高校の英語教諭を経て岐阜大学教養部および教育学部に奉職。岐阜大学在職中にコロンビア大学、カリフォルニア大学バークレー校などの客員研究員。すべての英語学習者をアクティブにする驚異の「寺島メソッド」考案者。英語学、英語教授法などに関する専門書は数十冊におよぶ。近著に『コロナ騒ぎ 謎解き物語1~3』』(あすなろ社)。関連キーワード
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