【筑紫野市長選】原田元環境相、平井氏支援を表明
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任期満了にともない来年1月実施される筑紫野市長選挙には、現職の藤田陽三氏、前県議の平井一三氏、そして、新たに元筑紫野市議の浜武振一氏の3人が名乗りを上げた。4期目を目指す現職に対して、新人2人が挑む構図だが、昨年の衆院選をめぐる保守分裂の余波が、市長選挙にもおよんでいる。
12月18日に、前自民党県議の平井一三氏の総決起大会が、筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉 大観荘」において開催された。250名ほどが集まったなかで、元環境大臣の原田義昭氏がマイクをもって挨拶し、平井氏を激励した。
平井氏は、昨年の衆院選において、自民党県連が推す新人で前県議の栗原渉氏ではなく、原田氏を応援した。選挙区の福岡5区において、自民系県議や市町村議員の約9割が栗原氏を支持。福岡県農政連など有力支持団体も栗原氏を支持したが、自民党執行部は原田氏を公認。結果は、前県議で立憲民主党の堤かなめ氏が接戦のなか当選した。地元関係者によると、このときのしこりはいまだに続いているという。
原田氏は、19日、自身のFacebookにおいて、筑紫野市長選挙において平井氏を全面支援することを表明した。(※Facebook画像)また、自民党筑紫野市支部や、自治労筑紫野市職員労働組合などが平井氏支持を打ち出したことを明らかにしている。
【近藤 将勝】
<原田氏応援演説要旨>(原田氏Facebookより引用、原文ママ)
「平井氏は自民党の市議会、県議会議員として長く実績を残してきた。今回市長選を決意したがここに至るまでには実に長い準備と綿密な思考を重ねてきた。市長でなければその政策は実現できず、それを実現させるために我々応援者は立ち上がらなければならない。
平井氏はその性、常に冷静沈着で感情を外に出すタイプでない。その平井氏が見せたことのない激しさを見せたのが、昨年の私の選挙であった。自民党内が公認問題で大いに揉めていた。私も深刻に悩んでいた。敢然と立ち上がり、徹頭徹尾、最後の1人になって正論を述べて私の立場を守り抜いてくれた。筑紫野市にはいまだ課題が山積している。平井氏なら如何なる難問を必ず実行、実現してくれると思うようになった。
筑紫野市は今や福岡県内でも最も豊かで住みやすい、かつ福祉も環境保護も守られているといわれる。これは現藤田市長の力量とその指導力のおかげである。私はこの藤田市政を平井さんがしっかりと受け継ぎ、新たな政策を加えていく、藤田市長の協力と指導を受けて平井さんが思い切った政策を実行していくことが10万市民にとって最も幸せなことであると思っている。国、政府に用があるときは、この私がいまだお手伝いできる。
今年もいろいろと多難な年であった。来年こそは、平井市長実現を皮切りに、コロナ感染症を済ませ、ウクライナ戦争も終わり、インフレもエネルギー不足もない良い年になるよう努力しよう。」関連記事
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