2024年11月05日( 火 )

築40年以上のマンションは全国に125万戸 国交省公表

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 国土交通省はこのほど、全国にある分譲マンションストック数を公表した。それによると、2022年末時点でストック数は約694万3,000戸(前年比1.3%増)にのぼる。2020年の国勢調査による1世帯あたり平均人員2.2人をかけると約1,500万人となり、国民の1割超が居住していると推計している。

 約694万3,000戸のうち、築40年以上のマンションは約125万7,000戸存在し、今後、10年後には約2.1倍、20年後には約3.5倍に増加すると推計している。また、旧耐震基準のストック数については約103万戸としている。

 マンション建替の実績は累計282件、約2万3,000戸(23年3月時点)。近年はマンション建替円滑化法による建替が多いが、同法に基づくマンション敷地売却の実績は累計で10件、約600戸(同)としている。 

 なお、ストック戸数は新規供給戸数の累積などを基に、各年末時点の戸数を推計。この統計による「マンション」は、中高層(3階建て以上)・分譲・共同建で、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造の住宅を指す。

 また、1968年以前の分譲マンションの戸数は、国土交通省が把握している公団・公社住宅の戸数を基に推計した戸数としている。

【田中 直輝】

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