2024年11月22日( 金 )

ガイア倒産、パチンコ・スロットメーカーへの影響は? 各社債権額は?

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パチンコ店 イメージ    既報(【倒産】(株)ガイアほか6社(東京) 大手パチンコチェーン)の通り、パチンコホール経営大手の(株)ガイアは、Jトラスト(株)(東証スタンダード)の支援を受け、グループ会社6社とともに再生手続きを進めることになった。

 不採算店舗の閉店や、店舗経営に関する権利義務の譲渡によって、最盛期には200店舗に迫る勢いだったガイアの店舗数は、94店舗(2023年5月末時点)にまで減少。それでも、現在パチンコ業界において勢いのあるNEXUS(株)(D’ステーションなど経営、67店舗 ※11月2日現在)を上回る店舗数は維持しており、相応にパチンコ・スロットメーカーとの取引額も多かったものと推察される。

 今回のガイア倒産が、各メーカーにどの程度の影響をおよぼすのか注目されるなか、業界では、早くも債権額に関する情報がまことしやかに出回っている。これによれば、ガイアに対する債権額が最も大きいメーカーはサミー(株)で、約18.5億円。以降、(株)三共の約6.2億円、(株)三洋販売の約2.8億円、(株)ユニバーサルエンターテインメントの約2.3億円、大都販売(株)の約2.2億円と続く。そのほかの有名メーカーでいくと、京楽産業.(株)や(株)藤商事の債権額は1億円未満となっている。

 ガイアの全従業員(パート、アルバイト含む)には1年間の身分保障があり、店舗も通常通り営業しているため、多少返済は進むものと思われるが、こうした情報が早くも出回っていることが、同社の倒産が業界内外に与えたインパクトの強さを物語っている。

【代 源太朗】

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