2024年11月23日( 土 )

福岡県がグリーンボンド200億円発行 脱炭素化事業推進で

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 福岡県は昨年に続き脱炭素化事業の促進を目的にグリーンボンド(ESG債)を発行する。市場公募債として機関投資家向けに200億円分の発行を予定。来年完成する新福岡武道館(福岡市博多区)、27年度から稼働するワンヘルスセンター(みやま市)のZEB化などに充当する。

 条件決定日は5月の予定。引受会社は大和証券(株)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)、みずほ証券(株)。適合性評価について、(株)格付投資情報センター(R&I)から、国際資本市場協会(ICMA)によるグリーンボンド原則2021、環境省グリーンボンドガイドライン2022年版への適合性についても評価を取得している。

 充当予定事業として新福岡武道館のほか、県有施設への太陽光パネル設備の導入、LED照明等、省エネ性能の高い設備導入、緑化推進事業、豊前海・筑前海での漁場整備、災害対策などを挙げている

 なお、昨年度は発行額200億円を大きく上回る約1,667億円(発行額の約8.3倍)の応募があったとしている。

【田中 直輝】

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