門司港の複合施設整備事業 123億円の債務負担設定へ
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北九州市は、令和6年度6月補正予算案を公表した。これによると、市は「門司港地域複合公共施設整備事業」に対して、123億3,400万円の債務負担行為を設定。このほか、土地取得特別会計で先行取得していた事業用地の買戻しや、事業用地における追加発掘調査などにかかる経費として、8億444万円を計上している。
門司港地域複合公共施設整備事業は、老朽化への対応が不可欠となっていた門司区役所庁舎や港湾空港局庁舎、門司市民会館、門司図書館などの複数の施設を1つの建物にまとめることで、区民の利便性向上を図るもの。少子高齢化をともなう人口減少が避けられないなか、効率的な公共サービスの提供という点からも同整備事業計画の実行は急務となっているが、昨年、整備予定地で旧門司駅の遺構が発掘されたことで、その扱いをめぐり地元では意見が大きく割れていた。
また、市は同施設の建設工事費を122.5億円と試算しているが、遺構を全面保存した場合は300億円~550億円、遺構を現地一部保存した場合は200億円~250億円としている。
【代源太朗】
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