正興電機製作所、北九州に研究開発センターを26年4月竣工予定
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28日、(株)正興電機製作所(本社:福岡市博多区、添⽥英俊代表)は、北九州学術研究都市内に「ひびきの研究開発センター(仮称)」を建設することを発表した。
建設の目的について同社は、グループのDX(デジタルトランスフォーメーション)およびGX(グリーントランスフォーメーション)の推進を加速し、産学官連携によるオープンイノベーションを促進するための研究開発拠点を整備するためとしている。
センターの着工は2024年10月、竣工は26年4月を予定しており、総投資額は約41億円と見込まれている。
センターの建設予定地は、北九州市若松区ひびきの北2丁目で、敷地面積は9,139.15m2。土地は2023年11月に取得済み。
センターは「仮称:Tサイト(Technology)」と呼ばれる研究開発棟と、「仮称:Mサイト(Manufacturing/MONODUKURI)」と呼ばれる先端モノづくり棟の2棟から構成される。Tサイトは地上3階建、建築面積700m2、延床面積2,000m2の鉄骨造で、産学官連携や地域企業との協業による新事業開発を行う施設となる。Mサイトは地上2階建、建築面積1,700m2、延床面積3,100m2の鉄骨造で、研究開発の際の試作・検証、事業化した際のモノづくりを行う施設となる。
また、センターには次世代蓄電池であるレドックスフロー電池を活用した電力需給制御システムや、AIとロボティクス技術を活用したスマート保安システムなど、最先端の設備が導入される予定である。さらに、太陽光発電や蓄電システムを導入し、ゼロ・エネルギー・ビルディング(ZEB)として地産地消型のスマート事業所を目指す。自社のスマート保安システムを駆使し、環境保全とスマート化を実現するモデル事業所としても機能する。
【寺村朋輝】
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