スターフライヤー、25年3月期業績予想を大幅上方修正 純利益172%増へ

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 (株)スターフライヤー(本社:北九州市小倉南区、町田修代表)は2025年3月期の通期業績予想を上方修正した。旺盛な航空需要とコスト削減効果により、純利益を前回予想の9億7,000万円から26億4,000万円へと大幅に引き上げた。増加率は172.2%となる。

 同社が24年10月31日に発表した前回予想では、売上高424億4,000万円、営業利益6億3,000万円、経常利益11億2,000万円、当期純利益9億7,000万円としていた。今回の修正では、売上高を429億8,000万円(前回予想比1.3%増)、営業利益を21億3,000万円(同238.1%増)、経常利益を28億2,000万円(同151.8%増)、当期純利益を26億4,000万円(同172.2%増)に引き上げた。

 修正の背景には、収益面での堅調な航空需要の継続がある。国内外の旅行需要の回復が追い風となり、売上高は前回予想を上回る見込みだ。また、コスト面では、将来の高額整備に備えて計上していた定期整備引当金の一部取り崩しが可能となり、費用が大幅に減少。これにより、営業利益や経常利益、純利益の大幅な上振れにつながった。

 前期(24年3月期)の実績と比較すると、売上高は400億1,900万円から7.4%増の429億8,000万円となる見通し。営業利益は9,000万円から21億3,000万円へと大幅に増加し、増加率は2,268.9%となる。経常利益は10億6,000万円から28億2,000万円へと166.0%増加、純利益は9億1,200万円から26億4,000万円へと189.7%増加する見込みだ。

【寺村朋輝】

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