孫正義シリーズ(9)閑話:孫氏への株投資の思い出
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孫正義氏についてさまざまな方面の専門家が語る当シリーズだが、第9回の今回は業界通のフェニックス氏による閑話をお届けする。
昨今は「AIバブル」だが、いつの時代にもバブルは付きものである。
昨今は「AIバブル」だが、いつの時代にもバブルは付きものである。
ふと興味深いデータを思い出した。それは1999〜2000年のITバブルだ。その時もソフトバンクは“超売れっ子”であった。その当時の株価を見てみよう。
1999年の始値はなんと372円、高値なんと5,433円、終値5,433円の高値引けで年を終える。
翌2000年は始値5,722円、高値10,999円、終値661円である。
2015年にソフトバンクグループ(株)に社名を変更してから、今回のAIバブルの株価である。
2023年は始値5,555円、高値7,297円、終値6,293円。
翌2024年は始値6,040円、高値1万2,180円(ソフトバンクグループ史上最高値)、終値9,185円である。
2025年は始値9,299円、3月3日時点での高値1万890円、安値は8,206円となっている。
25年でたったの1.9倍か?
2000年始値は1999年の高値を上回る5,722円であった。そして25年後の2025年の高値10,890円である。素人の方々は「何だ、26年間で1.9倍にしかならないのか⁈」と興ざめされるだろう。ところが株投資の経験者は「株の分割があるだろう」とまっとうな意見を述べる。
18倍の株式分割実績
2000年以降のソフトバンク(株)からソフトバンクグループ(株)までの株式分割履歴は以下の通りになっている。
株の経験が無い人に分かりやすく説明すると、この株分割実績で1株の株主だった方が3×3×2=18株の株主になったという意味である。だから1株1.9倍×18=34.2倍となるのだ。だから浮気をせずに孫氏を信頼して15年間、株を1,000万円持ち続けていたならば、この方の資産は3億4,200万円になったということだ。
「神様、仏様、孫様々」となる
世界規模になりワールドワイドで活躍され“超超売れっ子”になられた孫正義さんは、はたして「AIバブル」に巻き込まれ崩壊するのでしょうか。
「賢者は歴史に学ぶ」
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