2024年12月23日( 月 )

新しい出版のあり方と顧客確保を提案

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ベルズシステム(株) 代表取締役 小野寺 隆

卓越した技術力で通販事業に特化

ベルズシステム(株) 小野寺 隆 代表取締役<

ベルズシステム(株) 小野寺 隆 代表取締役

 独自開発の先進ウェブマーケティングシステムで企業経営者のビジネスを進化させ、企業と消費者を感動で結び、豊かなIT社会の形成に貢献するベルズシステム(株)。代表取締役社長の小野寺隆氏は、2001年に同社を創立して以来、常に時代を先取りしたウェブサイトを構築し、情報セキュリティ事業を展開してきた。04年には同業他社を先駆けてネット通販トータルサポートサービスを開始、本格的に通販業界へシフトしている。

 同社の開発を駆動させるのは、「マーケティング」と「開発技術」の両輪だ。通販業界への参入当時、市場では顧客確保に苦心し事業そのものが継続不可能となる企業や小売店が後を絶たなかった。この理由を小野寺社長は、「マーケティングを熟知する経営者の理解と要望に、システム開発の方が追い付いていないのが原因」と分析。自社にはこれを超える技術があることを、次世代の通販に求められる技術とノウハウを盛り込んだ通販システム「TSUHAN2・0」の開発で証明した。「インターネットマーケティング」「IT化が進む通販業務」「複雑化する顧客分析」の3要素を熟知したうえで開発された同システムは、まさに経営者が持つ「マーケティング」と、経営者の理解に素早く応える「開発技術」の結集だった。

 これで九州の通販業界に一石を投じ、その後も「資料請求革命ワタスコム」「メール革命ワタスメール」などを次々に発表。企業の販促意欲を高め、顧客の購買意欲を惹きつけるような画期的な提案してきた。

セミナー出版でこれからの知財のあり方を提案

 そのベルズシステムが今年、提案するのが「知財革命」としての「セミナー出版」だ。具体的には企業などが主催したセミナーを撮影、編集し、その企業がネットで販売、販促に活用できるというものである。セミナー出版を行えば、企業の顧客側でもセミナーをWEB上で確認、購入、保存と一括管理できるようになり、利便性が増すことで継続顧客の増化が期待される。

 セミナー出版の特長は、紙媒体の出版と比較してみるとよくわかる。まず、印刷しないので材料費がかからないし、在庫を抱えることもない。しかも制作工程も、紙媒体であれば出版までに6~8カ月ほど要するが、セミナー出版であれば企業からの出版依頼、撮影、編集、公開、宣伝広告、と必要最低限にとどまるのでセミナー後、長くても1カ月あればリリースでき情報を劣化させずにすむ。何より制作費などが圧倒的に低く抑えられ、印税がかからないので収益性が高いのが魅力だ。さらに出版物のダウンロード時には、すでにワタスコムやワタスメールで活用している顧客データやアンケートの仕組みも利用できる。
 ベルズシステムの「セミナー出版」は出版の新しいあり方を提言する。紙を綴った冊子の手触りと紙面に刻印された文字を愛する人たちは多い。はるか古来から言葉を世に伝えてきた媒体だけに、そう簡単にはなくならないだろう。しかし「情報の伝達と記録、保存」という目的を考えたとき、紙が必ずしも良いとは限らない。

 「ウェブシステムで何ができるのか」と考えたとき、慣れ親しんだ商品や流通の在り方は、既成概念を超えて新しい価値観を生む。経費、時間の効率性、収益性の面で有利なセミナー出版による効果は、想像を超えて広がる。
 しかし、昔から変わらないものもある。人と接することの大切さだ。ITができる可能性を先取りするからこそ、小野寺社長は人と出会うことを重視する。「企業と取引する際は必ず直に会って商談します。地域には有能な人材がたくさんいます」――その有能な人材で地域経済を豊かにしたいという、小野寺社長の主張の表れだ。

<COMPANY INFORMATION>
ベルズシステム(株)
代 表:小野寺 隆
所在地:福岡市博多区博多駅南4-1-17
    岩保ビル駅南6F
設 立:2001年4月
資本金:1,000万円
TEL:092-433-0353
URL:http://www.bellz.co.jp/

<プロフィール>
onodera_pr小野寺 隆(おのでら たかし)
九州大学経済学部卒。母校の学内情報コミュニケーションシステムを学生たちとともに開発したことを皮切りに、大手商社との業務提供を始め、ウェブサイト開発事業、情報セキュリティ事業を展開。2004年から本格的に通販業界にシフトし現在に至る。

 

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