2024年11月22日( 金 )

福岡市交通局 28年度に利用者約53万7,000人見込む 経営戦略素案まとめる

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 福岡市交通局は26日、2019年度から28年度までの市営地下鉄経営戦略に関する素案をまとめた。素案では、1日あたりの利用者数について、約47万人(19年度)から約53万7,000人(28年度)への増加を見込んでいる。七隈線延伸事業(~22年度)の新規投資に約330億円、既存路線の更新投資に約688億円(~28年度)を投資する計画だ。この間の収支見通しは、19年度予算に合わせて策定する。

七隈線延伸事業のイメージ図
(福岡市交通局HPより)

 七隈線延伸事業(天神南~博多、建設延長約1.4km)では、16年11月に道路陥没事故が発生。当初の20年度から22年度開業への延期を余儀なくされた。総事業費も、当初より約137億円増加の約587億円に膨れ上がっている。延伸開業により、1日約2.3万人の利用者増を見込んでいる。

 七隈線以外の主な施策としては、天神ビッグバンにともない天神駅リニューアルを行う。天神駅東側コンコースなどのレイアウトを変更。利便性、回遊性の向上を図る。九大箱崎キャンパス跡地まちづくりにともない、貝塚駅もリニューアルする計画だ。

【大石 恭正】

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