2024年12月23日( 月 )

「We Serve」の理念を改めて掲げ ライオニズムの本質に立ち返る活動を(3)

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

ライオンズクラブ国際協会 337-A地区 地区ガバナー 林田 俊一 氏

31年の経験を各クラブに伝えていく

 ――ライオンズクラブの地区ガバナーとは、どのような役割なのでしょうか。

 林田 337-A地区を代表し、地区を正常に運営していく責務があります。地区ガバナーの責任は、会則には以下のように定められています。

(1)会員増加および新クラブ結成を監督し、推進する。
(2)クラブおよび地区のレベルにおける指導力育成を監督し、推進する。
(3)すべてのキャビネット会議、大会そのほかの地区会議で議長を務める。
(4)ライオンズクラブ間の協調を図る。
(5)地区内のライオンズクラブの運営が円滑に行われるよう、各クラブが年に1度地区ガバナーもしくはほかの地区役員の訪問を受ける。
(6)国際理事会により要求されるそのほかの任務を遂行する。

 (5)が、先ほどお話したガバナー公式訪問のことですね。地区ガバナーは各クラブの会長を指導する立場にありますから、責任は重大です。公式訪問でも、事前に回答していただいたクラブの状況について話を聞きますが、場合によっては厳しい質問になることもあります。私自身、最初に穂波ライオンズクラブに入会してから31年のキャリアがありますから、それを生かしてさまざまなアドバイスをしていきたいと思っています。

 ――林田地区ガバナーの、ライオンズクラブでの活動について教えてください。

▲国際大会に臨む林田ガバナー

 林田 穂波ライオンズクラブに入会したのは1987年のことでした。2000年にはクラブ幹事を務め、02年は337-A地区キャビネット副幹事・副会計となります。07年に穂波ライオンズの会長、10年には顧問となりました。13年には337-A地区・3リジョン3ゾーンのゾーンチェアパーソン、14年にはリジョンチェアパーソンとなり、自分のクラブのみならず地区に対する貢献の度合いが増えていきます。15年には穂波ライオンズクラブ40周年記念を行うことができました。16年に337-A地区第2副地区ガバナー、17年に第1副地区ガバナーを経て、18年は地区ガバナーを務めさせていただいております。この間、ライオンズクラブでの活動に対して国際会長賞、国際会長感謝状、LCIF理事長感謝状、メルビン・ジョーンズ・フェロー・ラベルなどの栄誉を受けることができました。

 ――今年も、ライオンズクラブ国際大会に出席されたんですね。

 林田 はい。例年参加させていただいております。第101回となる今年の国際大会は、6月30日から7月3日までのスケジュールで、アメリカ・ラスベガスで開催されました。30日のインターナショナル・パレードで開幕し、7月2日にはジョージ・W・ブッシュ元アメリカ大統領が基調講演を行いました。7月3日の最終日総会では、歴代の国際会長に見守られながらグドラン・ビョート・イングバドター氏が新会長に就任しました。その後、私たち地区ガバナーも就任宣誓式を行いました。

(つづく)
【聞き手・文:深水 央】

<プロフィール>
林田 俊一(はやしだ・しゅんいち)

1950年4月27日生まれ。アストル(税)代表社員。国士舘大学大学院修士課程修了。福岡県法人会(連)税制委員長、(公社)飯塚法人会副会長などを歴任。82年に林田税理士事務所(現・アストル(税))を開設。現在は(税)の業務とライオンズクラブの活動を車の両輪として、精力的に活動を続けている。著書に『黒字をつくる社長・赤字をつくる社長』『赤字を黒字にした社長』がある。

(2)
(4)

関連キーワード

関連記事