適格消費者団体の(特非)消費者支援機構関西は28日、新聞折り込みチラシでサメ軟骨成分の疾病治療効果をうたっていた日本サメ軟骨普及協会に対し、表示の中止を要請した結果、同協会から広報活動を「無期限に停止」する旨の回答があったと発表した。
同協会は新聞折り込みチラシで、サメ軟骨成分に変形性関節症などの治療効果があると宣伝。これに対し、消費者支援機構関西は景品表示法と医薬品医療機器等法に抵触するとして、同協会へ表示の中止を要請していた。
表示の中止を求める活動は2018年3月に開始。その後、両者の間でやり取りが続くなか、同協会は18年11月に一般社団法人を解散。しかし、解散後も同じ団体名を使って、同様の折り込みチラシを配布していたという。
消費者支援機構関西に今月21日に届いた回答書で、同協会は「広報活動はサメ軟骨の効用を社会に知らしめることを目的とした記事です。しかしながら、広報活動については、疑念を持たれない内容を確立するまで無期限に停止します」としている。
【木村 祐作】
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