2024年12月24日( 火 )

ビジネスや医療で急速に進むAI活用~職人技的な職業が発展すると推測【読者投稿】

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 NetIB-Newsでは、読者のご意見を積極的に紹介し、議論の場を提供していきたい。
 今回は、AIのビジネスや医療への活用に関するご意見を紹介する。

 なぜAIをビジネスに活用するのでしょうか。

 まず、近年、ビジネスでの課題となっているのが、人手不足です。人を雇いたくても雇えない状況が続いている企業もあるかもしれません。とくに中小企業では、仕事の効率化を図りたくても難しいと感じているところが多いのではないでしょうか。

 AIをビジネスに活用することで、大量のデータを分析したりそこから予測を立てたりすることができるため、業務の効率化につながります。

 また、AIは機械であるため、人為的なミスをすることがありません。作業をAIに任せることで人材不足を補うことができ、生産性の向上や質の高いアウトプットにもつながると考えられています。このような背景から、急速にビジネスにAIが活用され始めているのです。

AIを活用したビジネスモデル、医療での活用例

 AIは医療業界でも注目を集めています。AIがこれまでの医療に関するデータを取得・解析をすることで、病状の早期発見と適切な治療を提案してくれます。

 近年、ディープラーニングを応用して、内視鏡手術へのAIの利用も実施検討されています。AIに大量の手術動画を覚えさせることで、AIによる手術までも実現を目指しているのです。あと4〜5年先には実用化されるのではないか、とも言われています。

 とはいえ、手術のすべてをAIに任せるわけではなく、患者の手術の負担を軽減させる目的で、医師の最適のパートナー(助手)の役目となると思います。

 これからの医師は、職人で、手先の器用な人の世界となります。知識などは、AIの膨大なデータには叶いません。病院に行っても、ネットで調べられることしか、医者は言っていません(それくらいは、知っています)。

 AIは、膨大なデータを覚え、そこからデータを解析(学習)し、より良い結果へと導いてくれます。そのため、ビジネスに活用することで、生産性の向上や、人手不足の問題解決に役立っていくはずです。

AIに仕事が奪われるとされる根拠・論文

 この先、人々はAIに仕事を奪われることになるという主張の根拠として、国内外の研究施設から発表された論文があります。イギリスのオックスフォード大学は、近い将来に現在ある仕事の90%は機械(AI)に置き換えられると公表しました。また、(株)野村総合研究所は、この先15年で今ある仕事の49%がなくなるというレポートを発表しています。

 AI一台あたりの事務処理能力は人間の数億人以上です。とても叶うはずはありません。これからは、専門知識の必要な職業が、淘汰され、職人技的な微妙な変化を読みとる必要性のある職業が、ビジネス的に発展していくと考えます。

 今は、コンピュータプログラムや技術の認定を国が「国家資格」と称して、管理しています。レベルの低さに笑います。

 これからは、AIがAIに国家資格を与えれば、たとえば、建築の違法設計など起こりません。物理的な人間の設計行為をなくせば、問題もなくなります(笑)!

 意味のない「国家資格取得」のために、すべてを犠牲にして勉強するのは、意味を為さなくなります。もう、手の届くところまできていると実感しています。このエネルギーを別のジャンルに向けたほうが賢明だと思います。

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