福岡の中国インバウンド復活はいつ 空港の体制強化が必須
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政府は、3月1日、中国からの訪日客に対する新型コロナウイルスの水際措置を大幅に緩和、これまで成田、羽田、関空、中部の4空港の発着に限定していた中国本土との往来を福岡などそれ以外の空港にも認めた。
福岡では韓国、台湾、ベトナム、香港など定期便が再開された地域からの観光客は増えてきたものの、やはり購買力の高い中国からのインバウンド復活に一番期待している関係者は多いだろう。まもなく地下鉄七隈線が延伸となり、観光客にとっての利便性も高まる。気になるのは福岡空港の中国便がいつ再開されるかだ。
これに関して、先日、在福岡中国総領事に話を聞く機会があった。総領事によれば、現時点では決まっていないという話であったが、ほかの中国政府関係者は、福岡空港に定期便を就航させていた中国東方航空や中国国際航空などが再開を働きかけており、遠くないうちに再開されるだろうとの見通しを示した。しかし、まだ調整中なのか、具体的な時期についての話はなかった。直接、航空会社に問い合わせてみたが、まだ決まっていないとの返答だった。
中国政府関係者によると、再開・増便に際しての障害となっているのが、福岡空港の受入体制だ。年末年始、福岡空港の出発ロビーや保安検査場に多くの利用者が押し寄せ、長蛇の列ができていたのは記憶に新しい。コロナ禍で観光関係の業務が激減し、少なくない人材が現場を去っている。福岡空港でも呼び戻したり、新たに人材を採用して教育したりしているものの、旺盛な需要には追いついていない。受け入れ体制が整うまで、定期便は徐々に回復するほかないようである。
【茅野 雅弘】
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