福岡市議会 維新などが新会派結成

　9日投開票の統一地方選前半選で改選された福岡市議会議員（定数62）の、会派結成届け出が明らかとなった。新議員の任期は5月2日からとなる。

　高島宗一郎市長の「与党」勢力は、改選前から3人減って36人となった。最大会派の「自民党市議団」は、改選前より1人減ったものの、今回無所属で当選した前議員が加入し18人に。ただ、自民党市議団は福岡空港出資問題などで高島市長と激突した経緯があり、所属議員のあいだで市長との関係に温度差がある。

　公明党は1人増の12人。自民党新福岡は現職が落選して3人となった。旧みらい福岡や無所属議員、維新で構成していた「福岡令和会」は解散し、同会所属の2人と無所属の現職1人による「新しい風ふくおか」が結成された。

　一方、立憲民主党や社民党、国民民主党などの議員でつくる「福岡市民クラブ」は、2人増えて11人となった。今回、公認候補7人が当選した日本維新の会は、「日本維新の会福岡市議団」を結成した。「共産党」は、2人減って4人となった。残る4人（現職2人、新人2人）は無所属となる。

【近藤　将勝】