(株)マルホン
「MARUHON FUKUOKA」
AIやVRなどによって効率的に住まいづくりを行うことも珍しくなくなりつつあるが、その一方で素材などを吟味し、より満足度の高い住まいを志向するニーズも根強く存在する。「MARUHON FUKUOKA」は、フローリングなどの無垢建材(※)に特化した商品を一堂に集めたショールーム。事業者のほか、こだわりの住まいを実現しようとする人たちが足を運ぶ、知る人ぞ知る場である。
※天然の木から採れる一枚の板そのもの
フローリングだけでも40種類以上の品ぞろえ
(株)マルホンは静岡県浜松市に本社を置き、木材の輸入・企画・製造・販売を手がける、国内でも有数の無垢建材の品ぞろえを誇る企業だ。フローリングは樹種だけでも40種類以上をそろえ、さまざまな色味や染色、堅さ、厚み、巾、加工方法、価格などの製品をラインアップし、製品のカスタマイズやアフターサービスなども行っている。成長著しい福岡市での拡販を狙いに、2019年1月にショールーム「MARUHON FUKUOKA」を福岡市中央区の浄水通沿いに構えた。多種多様なサンプルを取りそろえており、開設以降、ハウスメーカーや工務店、設計事務所の関係者はもちろん、より上質な住まいと暮らしの実現を求める施主らも訪れている。

「MARUHON FUKUOKA」を訪れる人は、住まいにおけるディテールの大切さについて気付くはずだ。たとえば、フローリングは樹種によって堅さが異なり、感触や暖かみも変わる。日常生活のなかでは当たり前に存在するものだからこそ、その質感は住まいへの愛着を左右するものとなるが、ここでは実際に素材ごとの特徴を見て触れて、比較しながら確認できる。

また、フローリングには工業製品である突板(※)も一般的に採用されているが、それとの違いも確認できる。質感はもちろん、突板はキズが付くと目立ち修復が面倒だが、無垢材は削ることで容易にキズを目立たなくすることができるといった具合で、納得感をもってどの床材にするかを決めることができるはずだ。
※木を薄くスライスしたものを合板やパネルなどの基材に貼り付けたもの
非住宅のニーズにも対応
「MARUHON FUKUOKA」では、体感するだけでなく、プロであるスタッフからのアドバイスも受けられる。「お客さまのご要望に応じてオーダーメイドにも対応しております。そうした細やかな対応により、住まいづくりでの認知度が高まってきました。...

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