高市政権の支持率が徐々に低下しているなか、麻生太郎副総裁と距離を置く林芳正・武田良太両新旧総務相が18日夜、東京都内のイタリア料理店で会食したことがわかった。両氏は党内情勢などについて意見交換したとみられる。
林・武田両氏は、麻生氏が中心となって発足した自民党内の議員連盟「国力研究会」の発起人に名を連ねていない。麻生氏と距離感があることが理由とされる。
林氏は党総裁就任を目指しているが、安倍晋三元首相亡き後の自民党山口県連を掌握し、旧岸田派(宏池会)では、九州地方を中心とする議員を固めつつある。
一方、武田氏は、二階俊博元幹事長から継承した旧二階派(志帥会)を中心とした政策グループをもっており、超党派の日韓友好議員連盟の会長を務めるなど党内外に影響力を広げつつある。
武田氏の地盤・福岡県は、古賀誠元自民党幹事長がおり、旧岸田派の影響力が強い。古賀氏は、現在も東京・平河町に事務所を構え、全国道路利用者会議最高顧問として、公共事業を通じて政界に隠然たる力を有する。
林氏の後見人は古賀氏であるが、金子恭之国土交通大臣も旧岸田派で、古賀氏に近い。古賀氏と微妙な関係にある福岡政界の実力者・蔵内勇夫氏の長男の謙氏が2016年の福岡6区補選に立候補したが、謙氏は林氏の元秘書として古賀氏の支援を受けた経緯がある。
自民党総裁選は、国会議員票と同数の党員・地方票の獲得が勝負のカギとなる。来年秋の次期総裁選を考え、九州・山口の地方票も睨んでの意見交換なのではないだろうか。
【近藤将勝】
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