戦後謀略史象徴としての2012年12月2日
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NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。今回は戦後の日本政治は、CIAによる政治工作の支配下に置かれ続けていると訴えた12月2日付の記事を紹介する。
2012年12月2日の日曜日、午前8時3分に中央高速道路笹子トンネルで天井崩落事故が起きた。9人の方が亡くなった。改めて、謹んで哀悼の意を表したい。
この日、未来の党の公約発表が行われた。2012年12月16日に総選挙が実施された。この選挙に向けての公約発表であった。
解散を決定したのは野田佳彦氏である。野田佳彦氏は2009年8月30日の総選挙に際して、
「シロアリを退治しないで消費税を上げるのはおかしい」ことを、声を張り上げて訴えた。2の2009年8月15日の街頭演説は「野田佳彦のシロアリ演説」としてよく知られるようになった演説である。
2012年1月に、本ブログで紹介して一気に拡散されたものである。
野田氏は次のように述べた。「天下りを許さないわたりを許さない。それを徹底してゆきたいと思います。消費税1%分は二兆五千億円です。十二兆六千億円ということは、消費税5%ということです。消費税5%分の皆さまの税金に、天下り法人がぶら下がっている。シロアリがたかっているんです。それなのに、シロアリを退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、そこなんです。シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。」
天下り利権=シロアリ利権について、野田氏は2012年7月14日の麻生太郎首相に対する不信任決議案の賛成討論で次のように述べていた。
「私どもの調査によって、ことしの五月に、平成十九年度のお金の使い方でわかったことがあります。二万五千人の国家公務員OBが四千五百の法人に天下りをし、その四千五百法人に十二兆一千億円の血税が流れていることがわかりました。その前の年には、十二兆六千億円の血税が流れていることがわかりました。消費税五%分のお金です。これだけの税金に、一言で言えば、シロアリが群がっている構図があるんです。そのシロアリを退治して、働きアリの政治を実現しなければならないのです。天下りをなくし、わたりをなくしていくという国民の声に全くこたえない麻生政権は、不信任に値します。」この野田佳彦氏が首相に就任して、シロアリ退治なき消費税増税に突き進んだ。2012年8月、野田内閣は、主権者との約束を一方的に踏みにじって「シロアリ退治なき消費税増税法」を強行制定した。
消費税率を10%にすることは、野田内閣が決めたことなのだ。民主党内で、主権者との公約を一方的に破棄することはできないとする勢力が反乱を起こした。※続きは12月2日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「笹子トンネル崩落事故が創作された漆黒の闇」で。
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