【蔵内“県政”を暴く(3)】しんぶん赤旗の福岡県議会追及で蔵内議長も記者クラブも動く

 福岡県議会の海外視察やワンヘルス事業の在り方が問題視されるなか、蔵内勇夫議長は25日、2020年から23年にかけて開催した政治資金パーティーの一部経費を政務活動費から支出し、政治資金収支報告書に記載していた問題をめぐり、約325万円を所属する自民党県議団に返還したことを明らかにした。共産党の機関紙「しんぶん赤旗日曜版」から「政治資金パーティーに政務活動費を充てるのは目的外使用ではないか」との指摘を受けたための措置で、返還は23日付。

 蔵内氏は「記載ミス」として収支報告書の修正を行うという。赤旗の報道を受け、朝日・毎日・読売・西日本の各紙は24日のネットニュースおよび25日付朝刊で、蔵内氏の政務活動費返還について赤旗が報じた事実を報じた。

 「しんぶん赤旗日曜版」は6月7日号でも、県議の視察報告書にJICA(国際協力機構)の資料などが出典・引用元を明記せずに流用されていたことをスクープ。県議会事務局は赤旗の指摘を受け、ホームページから削除する措置を行った。このとき、毎日と読売は赤旗の報道を受けての後追いであることを記載したが、朝日と西日本は言及しておらず、データ・マックスは記者クラブの在り方を問題提起した。
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 赤旗は、自公政権を崩壊させるきっかけとなった自民党派閥パーティー券裏金問題を報じるなど、政治資金問題の追及に熱心なメディアである。

 24年3月23日に、福岡市内で開催された市民団体・福岡県革新懇の講演会で、北九州市出身で赤旗日曜版の編集長・山本豊彦氏が「自民党裏金問題の深層」と題して講演。山本氏は調査報道の重要性や、神戸学院大学の上脇博之教授と連携してきたことなどを述べた。質疑応答では、参加者から福岡県政における蔵内氏の政治力に言及があり、「調査が必要だ」との声が上がっていた。

 現在、福岡県議会に共産党の県議はいないが、共産党所属の倉元達朗・福岡市議は「共産党福岡県委員会ホームページに県議の海外視察について掲載している」としたうえで「良識ある県民と連帯して県政のゆがみをなんとしても是正させる必要がある」と語った。

 ぜひ、しんぶん赤旗の記事および共産党県委員会のホームページをご覧いただきたい。

しんぶん赤旗日曜版(※途中から有料記事)
共産党福岡県委員会ホームページ

【近藤将勝】

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