2024年11月24日( 日 )

大さんのシニアリポート

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高齢者の居場所「サロン幸福亭ぐるり」を運営する作家・大山眞人氏が、高齢化社会の現状をリポート。

大山 眞人(おおやま まひと)
1944年山形市生まれ。早大卒。出版社勤務の後、ノンフィクション作家。
困った老人たち(後)
困った老人たち(後)
 手術には身内の同意が必要とされた。身内の有無を看護師に聞かれた。するとM子は、「身内はいません」といったのだ。看護師は身内がいない場合の諸条件をM子に伝えた。トレーナー氏が困惑した顔をする。
大山眞人 地域・文化
困った老人たち(前)
困った老人たち(前)
 主催する「サロン幸福亭ぐるり」には、極端に自分本位な考え方をする常連客がいる。「他人に迷惑をかけないのが私の心情」といいながら、行動の大半が迷惑をかけていることに気づかない。
大山眞人 地域・文化
視覚障がい者は何を見ているのだろうか(後)
視覚障がい者は何を見ているのだろうか(後)
 生まれつき全盲だったシズにとって、身近に触れることのできるもの以外は、そのかたちも、匂いも、味も、肌触りも、指と鼻で感じることは不可能だ。それを唯一自分なりに解釈できたのは、耳から入る情報だった。
大山眞人 地域・文化
視覚障がい者は何を見ているのだろうか(前)
視覚障がい者は何を見ているのだろうか(前)
 『目の見えないひとは世界をどう見ているのか』(伊藤亜沙著、光文社新書)を読んだ。伊藤の文章に惹かれるのは、学者でありながら常に現場目線で発言するからに他ならない。
大山眞人 地域・文化
本当は「怖くて・深い」童謡の世界(後)
本当は「怖くて・深い」童謡の世界(後)
 『しゃぼん玉』にも謎が多い。作詞した野口雨情が自身の愛娘を2人亡くしていることから、その思いを詩に託したという説が有力である。娘の1人はみどりといった。
大山眞人 地域・文化
本当は「怖くて・深い」童謡の世界(前)
本当は「怖くて・深い」童謡の世界(前)
 運営する「サロン幸福亭ぐるり」では、相も変わらずカラオケが大盛況。この装置には歌い手の得点が表示される。しかし、得点上位者が必ずしも上手とは限らない。
大山眞人 地域・文化
QOLの向上は食事と運動にあり(後)
QOLの向上は食事と運動にあり(後)
  少し古いが、朝日新聞(16年9月7日)に、「昨年6月、日本老年学会が『現在の高齢者は10~20年前に比べて5~10歳は若返っていると想定される』と発表。意欲や能力のある高齢者が就労やボランティア活動に参加していくことの重要性を指摘した」とある。
大山眞人 地域・文化
QOLの向上は食事と運動にあり(前)
QOLの向上は食事と運動にあり(前)
 近頃、本気で100歳まで生きたいと思っている人は少なくないのではと思う。しかし、寝たきりでの延命は本意ではない人も多いに違いない。運営する高齢者の居場所「サロン幸福亭ぐるりのコンセプトの1つが「健康」である。
大山眞人 地域・文化
「家族神話」の崩壊(後)
「家族神話」の崩壊(後)
大さんのシニアリポート第107回「子は親に対して扶養の義務はある」しかし、「(自分の)生活を犠牲にしてまで面倒をみる必要…
大山眞人 地域・文化
「家族神話」の崩壊(前)
「家族神話」の崩壊(前)
大さんのシニアリポート第107回ひと昔前、水商売の人がもっとも孤独を感じるのは暮れから正月だと聞いたことがある。店を開い…
大山眞人 地域・文化
50年前の高田を旅してみた(4)
50年前の高田を旅してみた(4)
私が高田の瞽女、杉本キクエさんたちを訪ねた3カ月後の1971年(昭和46年)3月、直江津市と高田市が合併し上越市が誕生した
大山眞人 地域・文化
50年前の高田を旅してみた(3)
50年前の高田を旅してみた(3)
来年上梓する拙著『瞽女(ごぜ)の世界を旅する 昭和の原風景と村人の情けを求めて』(仮題、平凡社新書)のため、50年ぶりに高田(現・上越市)を訪れた
大山眞人 地域・文化
50年前の高田を旅してみた(2)
50年前の高田を旅してみた(2)
高田瞽女(ごぜ)は、江戸中期頃から新潟県高田地区(現・上越市)に住む盲女の芸人集団の総称である。親方・杉本キクエは明治31年生まれ...
大山眞人 地域・文化
50年前の高田を旅してみた(1)
50年前の高田を旅してみた(1)
今回50年ぶりに高田を訪ねた。来年上梓する拙著、『瞽女の世界を旅する 昭和の原風景と村人の情けを求めて』(仮題・平凡社新書)の取材のためである...
大山眞人 地域・文化
「マッスル倶楽部」をつくって感じたこと(後)
「マッスル倶楽部」をつくって感じたこと(後)
年齢に関係なく筋肉を鍛えることで体力は向上し、筋肉量は増えるといわれている。私が参加者に鍛え上げた(?)二の腕の筋肉を見せ、ダイエットに成功したと伝えた。つまり結果を出したのだ...
大山眞人 地域・文化
「マッスル倶楽部」をつくって感じたこと(前)
「マッスル倶楽部」をつくって感じたこと(前)
運営する「サロン幸福亭ぐるり」に「マッスル倶楽部」という少々場違いな同好会を立ちあげた。「ぐるり」は高齢者が集う居場所である。いいにくいが「一丁上がり」に近い人も来る...
大山眞人 地域・文化
利他…、「情けは人の為ならず」というけれど…(後)
利他…、「情けは人の為ならず」というけれど…(後)
利他はときとして数値化されることがある。ところが、すべてを数値化し簡素化することで企業が利益を追求していくと、実に奇妙な現象をもたらすと伊藤氏は『利他とは何か』で言及している...
大山眞人 地域・文化
利他…、「情けは人の為ならず」というけれど…(前)
利他…、「情けは人の為ならず」というけれど…(前)
利他を実行に移すとき、受ける側の尊厳をも無視しては感謝されないのは当然だろう。「感謝される」ことを期待しての利他はたしかに利他とはいわない...
大山眞人 地域・文化
利他、エンパシー、ブレイディみかこ、「ぐるり」…(後)
利他、エンパシー、ブレイディみかこ、「ぐるり」…(後)
伊藤亜沙さんは、「利他的な行動には、本質的に『これをしてあげたら相手にとって利になるだろう』という、『私の思い』が含まれています」といい、それは「私の思い」でしかないこと...
大山眞人 地域・文化
利他、エンパシー、ブレイディみかこ、「ぐるり」…(前)
利他、エンパシー、ブレイディみかこ、「ぐるり」…(前)
最近「利他」や「エンパシー」という言葉が頭から離れない...
大山眞人 地域・文化