2024年07月16日( 火 )

武者リサーチ「ストラテジーブレティン」

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米国繁栄、中国衰弱の二極化が始まった(後)
米国繁栄、中国衰弱の二極化が始まった(後)
 他方で、中国経済の不振が際立ち始めた。GDPは1Q 前期比+2.2% (前年は同+4.5%)、2Q 前期比+0.8% (同+6.3%)と急減速している。6月小売は前月比0.2%と失速しつつあり、5%成長は困難になってきた。
企業・経済
米国繁栄、中国衰弱の二極化が始まった(前)
米国繁栄、中国衰弱の二極化が始まった(前)
 米国経済の驚くべき強さは特筆に値する。40年間で最大の引き締めにもかかわらず、リセッションの気配がまったくない。
企業・経済
バイデノミクスとレッセフェールの死衰(後)
バイデノミクスとレッセフェールの死衰(後)
 一見IRA法は環境投資に焦点を当てているように見えるが、実は中国が圧倒的に強いクリーンエネルギー関連製品をブロックする仕組みとなっているといえよう。
企業・経済
バイデノミクスとレッセフェールの死衰(前)
バイデノミクスとレッセフェールの死衰(前)
 ウクライナ戦争は世界の民主主義諸国の価値観を根底から変え、各国の政策レジームを大転換させている。
企業・経済
米中対立と環境問題、EV 政策の二律背反(後)
米中対立と環境問題、EV 政策の二律背反(後)
 このように先進国にとって中国が抑え込まなければいけない相手であるとの認識が確立する前に、すでに中国は環境問題を追い風として自国の産業を有利に誘導するということをやっていたのだ。
企業・経済
米中対立と環境問題、EV 政策の二律背反(前)
米中対立と環境問題、EV 政策の二律背反(前)
 環境問題と米中対立の二律背反を議論しなければならない時期に来たと思われる。環境問題は米中対立が深刻化する前から続く人類の歴史的な課題である。
企業・経済
突出する日本株高、米中対決と超円安が流れを変えた(後)
突出する日本株高、米中対決と超円安が流れを変えた(後)
 2023年の日本経済はバブル崩壊後、最も明るい数量景気の年となるだろう。Jカーブ効果により円安初期の価格面でのマイナス場面が終わり、数量増の乗数効果が表れる時期に入る。
国際
突出する日本株高、米中対決と超円安が流れを変えた(前)
突出する日本株高、米中対決と超円安が流れを変えた(前)
 日本株が世界株式の中心に躍り出た。武者リサーチは「2023年は日本の大転換の年、日本が世界投資の中心なる年」と主張してきたが、それは今や明白である。
国際
低金利時代は終わっていない(4)
低金利時代は終わっていない(4)
 強烈な金融引き締めの副作用が銀行連鎖破綻で表面化した。過去40年間で最大の逆イールド(長短金利逆転)で銀行の預貸ビジネスモデルが成り立たなくなっている。
国際
低金利時代は終わっていない(3)
低金利時代は終わっていない(3)
 昨年は、コロナ禍の下での極端な金融緩和が不動産や高級ブランド品、株式などの投機を引き起こしてきたとの批判が高まった。
国際
低金利時代は終わっていない(2)
低金利時代は終わっていない(2)
 グローバルに潤沢な投資資金が依然存在し、5.25%まで短期金利が引き上げられたのに、米国10年債利回りは3.3~3.5%前後まで低下している。
国際
低金利時代は終わっていない(1)
低金利時代は終わっていない(1)
 50年ぶりのインフレ、40年ぶりの急速な利上げ・引き締め、バブル化した資産価格の下落などにより、ディスインフレ、金利低下の時代は終わったとする見解が台頭していた。
国際
大西洋両岸、GAFAMとLVMHの繁栄~奢侈品需要が目安になる(後)
大西洋両岸、GAFAMとLVMHの繁栄~奢侈品需要が目安になる(後)
 新産業革命には供給力の増加と需要増加という二面性がある。技術進化(=生産性の向上)により供給力は増大するが、需要の増加が伴わなければ、増加した供給力は活用されないばかりかデフレギャップを高め、経済の収縮を招いてしまう。
国際
大西洋両岸、GAFAMとLVMHの繁栄~奢侈品需要が目安になる(前)
大西洋両岸、GAFAMとLVMHの繁栄~奢侈品需要が目安になる(前)
 総悲観で始まった2023年の米国株式市場の大きな誤算は、GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)の復活とハイテク株の立ち直りであろう。
国際
米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾(2)インフレーション(4)
米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾(2)インフレーション(4)
 仮にNAIRUが低下しているとすれば、米国労働市場に依然、余剰(slack)が存在しており、FRBの性急な利上げは再びデフレのリスクを高めることになる。
企業・経済
米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾(2)インフレーション(3)
米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾(2)インフレーション(3)
 企業部門の過剰利潤、資本の退蔵と金利低下という過去20年間の基本構造が、今回のインフレと金融政策の転換により変わってしまったのかが問われるが、今米国経済で観測される現実は、デフレ経済時代の枠組みが完全には変わっていないことを物語っている。
企業・経済
米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾(2)インフレーション(2)
米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾(2)インフレーション(2)
 まずウクライナ戦争が勃発するまで先進国世界の最大のリスクと考えられていたデフレ化、日本化(Japanification)とはどのようなものであったのか、を概観してみよう。
企業・経済
米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾(2)インフレーション(1)
米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾(2)インフレーション(1)
 今回は4月19日発刊の第330号「米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾(2)米国経済の基本矛盾とインフレーション」を紹介する。
企業・経済
日本株投資にベクトルが揃う23年春~新しい資本主義の好循環が始まる(後)
日本株投資にベクトルが揃う23年春~新しい資本主義の好循環が始まる(後)
 上述のような好循環が今、期待できるのはアベノミクスにより稼ぐ力が完全復活したからである。
企業・経済
日本株投資にベクトルが揃う23年春~新しい資本主義の好循環が始まる(中)
日本株投資にベクトルが揃う23年春~新しい資本主義の好循環が始まる(中)
  これらの日本リスペクトの高まりは、すでに株式市場では織り込み済みである。投資の神様と尊敬されているウォーレン・バフェット氏は2020年5大商社に投資し、持ち分5%の筆頭株主になったが、今年さらに買い増し7.4%保有となった。
企業・経済