2024年12月22日( 日 )

2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想

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 福岡にとって、九州にとって本当に何が必要になるのか――。
 筆者・下川弘氏が過去に議論した「新福岡空港問題」を振り返るとともに、福岡の未来交通ネットワーク図(グランドデザイン)構想を考える。

 

下川 弘(しもかわ・ひろし)
1961年生まれ、福岡県出身。熊本大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程を修了後、87年4月に(株)間組(現・(株)安藤・間)に入社。2020年9月から九州支店建築営業部営業部長を務める。
社外では99年9月からC&C21研究会事務局長を務めるほか、体験活動協会FEA理事、(一社)日本プロジェクト産業協議会の国土・未来プロジェクト研究会幹事、(一社)防災教育指導協会顧問などの要職に就いている。

【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(41)~お金を生み出す「森や公園」の構想
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(41)~お金を生み出す「森や公園」の構想
現・福岡空港の敷地は約350ha。仮に移転が決まったとしたら、世界中の不動産投資会社が注目するであろう。跡地には超高層ビルが乱立し、最先端のデジタル技術を活用したまちづくりが行われる...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(40)~空港跡地は都市型開発か?自然環境再生型開発か?
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(40)~空港跡地は都市型開発か?自然環境再生型開発か?
現在、内閣府では「スーパーシティ」構想や「スマートシティ」構想など、最先端技術を活用した新たな都市づくり政策を推進している...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(39)~クラスター分類による「都市機能課題の関連」
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(39)~クラスター分類による「都市機能課題の関連」
前回((38)キーワード分析による跡地活用の方向性)の分析によるキーワードと、空港問題および跡地問題とを重ね合わせ、クラスター(集落)に分類して図形化したものが、下記の図である...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(38)~キーワード分析による跡地活用の方向性
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(38)~キーワード分析による跡地活用の方向性
 当研究会で以前に実施した「もし、福岡市内の街中に広大な土地があったら、どんなものをつくりたいか」との問いかけに、たくさんの方々からさまざまな意見をいただいた...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(37)~現福岡空港の敷地概要
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(37)~現福岡空港の敷地概要
現在の福岡空港は、1944年2月に帝国陸軍の航空部隊が福岡市郊外の席田地区(当時)への飛行場設営を決定し、周辺の土地を強制的に買い上げて建設に着工。翌45年5月に600mの滑走路が完成...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(36)~新福岡空港のまとめと課題解決
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(36)~新福岡空港のまとめと課題解決
これまでに検討してきた新福岡空港島(案)が、現・福岡空港が抱えている5つの課題を解決できるかどうかについてまとめてみる...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(35)~新福岡空港島(案)と水深の関係
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(35)~新福岡空港島(案)と水深の関係
新福岡空港島の配置図と、玄界灘の水深コンタ図とを重ね合わせることによって、空港島の計画地の水深がおおよそ把握できる...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(34)~新福岡空港島(案)と警固断層との位置関係
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(34)~新福岡空港島(案)と警固断層との位置関係
新福岡空港島を検討するうえで、活断層との位置関係には十分に留意しなければならないのは当然だ...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(33)~新福岡空港島(案)と玄海国定公園指定区域との位置関係
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(33)~新福岡空港島(案)と玄海国定公園指定区域との位置関係
2008年の福岡空港総合的調査で検討された新空港案で示された6案のうち、4案は玄海国定公園の指定区域内に計画されていた。
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(32)~新福岡空港島(案)への高速道「新空港アクセス道」の検討
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(32)~新福岡空港島(案)への高速道「新空港アクセス道」の検討
新福岡空港への道路アクセスは、前回述べた鉄軌道と同様に、地下トンネルでのアクセスとする必要がある。
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(31)~新福岡空港島(案)への鉄軌道「新空港アクセスライン」の検討
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(31)~新福岡空港島(案)への鉄軌道「新空港アクセスライン」の検討
新福岡空港への鉄軌道の乗り入れを考える場合は、やはり博多駅からのアクセスということになるだろう。博多駅には福岡市地下鉄も乗り入れているため、大深度地下を利用したトンネルとしたほうが...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(30)~新福岡空港島(案)の配置による高さ制限の緩和
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(30)~新福岡空港島(案)の配置による高さ制限の緩和
これまでの検討内容を踏まえて新空港島を配置すると、下の図のようになる...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(29)~新福岡空港島(案)配置のオリジナル検討(4)
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(29)~新福岡空港島(案)配置のオリジナル検討(4)
さて、ここで確認しておかなければならないのは、実はこれまでは、滑走路配置をクロースパラレル方式で、空港島の大きさを約530haで検討を行っていたということだ...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(28)~新福岡空港島(案)配置のオリジナル検討(3)
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(28)~新福岡空港島(案)配置のオリジナル検討(3)
新福岡空港島の配置案を検討するにあたって、現在も2008年当時と条件面の大きな変化はないと述べたが、1点だけ異なる部分がある。それは、アイランドシティに3棟の超高層タワーマンションが建設されたことだ...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(27)~新福岡空港島(案)配置のオリジナル検討(2)
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(27)~新福岡空港島(案)配置のオリジナル検討(2)
前回述べたように新福岡空港島の候補地の検討については、志賀島から相島・福津までの玄界灘一帯にメッシュをかけ、そこにさらに条件を重ねて絞り込んでいくことにする...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(26)~新福岡空港島(案)配置のオリジナル検討(1)
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(26)~新福岡空港島(案)配置のオリジナル検討(1)
前回、2008年の福岡空港総合的調査専門委員会で発表された新空港の配置案6案を紹介した。だが、これらの候補地案が素人目にも「あり得ない建設候補地」であったことは前回述べた通りだ...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(25)~福岡空港の総合的調査専門員会での配置検討
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(25)~福岡空港の総合的調査専門員会での配置検討
2008年に行われた福岡空港の総合的調査専門員会では、新空港の具体的配置案として6案が示された。当時は「コンクリートから人へ」の政策スローガンを掲げる民主党政権の台頭により、「公共工事=悪」の図式となっていた時代...
一般 企業・経済
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(24)~新福岡空港オープンパラレル構想案
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(24)~新福岡空港オープンパラレル構想案
C&C21研究会では「新福岡空港オープンパラレル構想」として、新福岡空港の空港島についての構想案を検討してみた...
政治・社会
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(23)~クロースパラレル方式とオープンパラレル方式
【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(23)~クロースパラレル方式とオープンパラレル方式
現在の福岡空港が、実は国内線も国際線も合わせて1本の滑走路で運用されていることは以前に述べた。ただ、国内線と国内線のターミナルが東と西に分散していることもあって、それぞれに滑走路があると思っている方も、いまだおられると思う。
政治・社会
【再掲】 2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(22)~コロナ前の福岡空港の需要予測と滑走路処理能力
【再掲】 2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(22)~コロナ前の福岡空港の需要予測と滑走路処理能力
コロナ禍前の2019年11月、国土交通省は福岡空港の需要予測を5年ぶりに見直した。格安航空会社(LCC)の参入やアジアの成長などを考慮し、今後さらに航空需要が伸びると予測...
国土交通省 政治・社会