2023年8月25日 15:00
H.Mは伊豆半島のある街で、小学校の教員として生涯を捧げた。ユニークなというより、他の教職員の目には‘変人’と映ったに違いない。
2023年8月24日 16:00
高齢になれば誰しも「死」を意識せざるを得ない。死にもさまざまな死がある。配偶者、身内、友人との別れなど…。人によって寂寥感や喪失感は千差万別だろう。
2023年7月21日 14:30
一昨年私の住む公的な集合住宅で4人の孤独死者が出たと報告した。その4人とも男性だった。「ひきこもりの末に孤独死するのは男」という一方的な刷り込みを否定できない。
2023年7月20日 16:10
全国の15~64歳でひきこもり状態の人は、推計146万人いるという(3月31日、内閣府調査結果発表)。最大の理由として、「新型コロナウイルスの流行のため」を挙げている。
2023年6月23日 14:30
「居場所」という言葉がマスコミなどに頻繁に登場し始めたのは、2000年の介護保険誕生のころからではないかと思う。それ以前にも個人的な言葉としては使われてはいた。
2023年6月22日 16:20
運営する「サロン幸福亭ぐるり」をオープンして8月で16年目に入る。2004年夏、私が住む公営住宅内でふたりの孤独死者が出た。当該自治会はこの問題に無関心を示した。
2023年5月19日 15:30
ジュンク堂書店で店長などを四半世紀勤めた名物書店員・福嶋聡氏は、朝日新聞(23年5月10日)で、大型店の相次ぐ閉店の理由を、「一言でいえば『スマート化』です...
2023年5月18日 17:10
2年ぶりに新刊を上梓した。『瞽女の世界を旅する』(平凡社新書)である。いつものように、運営する「サロン幸福亭ぐるり」の広報誌「ぐるりのこと」に載せ、地域にポスティングした。すると...
2023年4月26日 16:00
自治会崩壊の要因の1つに急激な高齢化があげられる。「65歳以上の高齢者の割合は、15年の26.6%から22年には29.1%」(同)に急増。
2023年4月25日 16:00
私が住む公営の集合住宅に隣接するURには自治会がない。当初、自治会立ち上げの機運があったものの、UR側が難色を示しことごとく潰されたと聞く。
2023年3月16日 17:00
夕食を終えたころ、村人が瞽女宿に集まりはじめる。年に一度の瞽女の唄を聴くためである。座敷の上座に据えられた瞽女たちは、まず「宿払い」程度に民謡や短めの語り物を披露する。
2023年3月15日 16:30
彼女たちとの出会いは、『朝日グラフ』(昭和45年5月8日号)に掲載された旅姿を見たときにはじまる。それは私が見たこともない異形の遊芸人の姿だった。
2023年3月14日 13:00
高齢化社会の現状を記したNetIBNews「大さんのシニアリポート」の著者・大山眞人氏が、15日に新著『瞽女(ごぜ)の世界を旅する』(平凡社新書)を上梓する。
2023年2月17日 17:00
「役職定年」で落ちこぼれを感じる会社員が急増するなか、65歳以上の高齢者の2割が「生きがいを感じない」という結果が内閣府の調査(22年版「高齢社会白書」)で分かった。
2023年2月16日 17:40
運営する高齢者の居場所「サロン幸福亭ぐるり」を訪れる客層が、最近少しばかり変化した気がする。昨年11月、地域にある公民館を拠点に「おやじアコギ倶楽部」を創設した。
2023年1月19日 16:30
「勝札」の売り捌きは百貨店組合、全国煙草組合、鉄道弘済会、新聞共同即売組合などの組織と個人販売だった。
2023年1月18日 17:30
新富くじ発行のための臨時資金調達法「抽籤により当籤金を交付する証票案」は、圧倒的多数で衆議院を通過。昭和20年2月10日施行と決定した。
2022年12月28日 16:30
ここで勧銀戦時債券部員片岡一久の登場である。まず戦時債券部の部長平井健吉に、「富くじ発行は勧銀が持ち込んだ話にしないで、大蔵省から委託されたというかたちにして常務会に出しては」と進言し採用。
2022年12月22日 17:00
宝くじは、たった1人のバンカーが考案したということをご存じだろうか。今回はシニア問題を少し脇に置き、「宝くじの神様と呼ばれた男」の話を4回に分けて報告する。
2022年11月18日 17:20
高齢者の孤立を防ぐには話し相手がいることだろう。ところがこれが難しい。引きこもりがちな高齢者が、みずから話し相手を求めて出歩くことはほとんどない。「出会いの場」を通じて話し相手や友達をつくる。