2024年07月17日( 水 )

大山眞人

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カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(後)
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(後)
面白い話がある。1999年、アメリカ『タイム』誌に、「20世紀でもっとも影響力のあったアジア人の20人」に、昭和天皇やガンジー、毛沢東などとともに井上が選出されたのだ...
大さんのシニアリポート 地域・文化
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(前)
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(前)
筆者が運営している「サロン幸福亭ぐるり」の一番人気のイベントは「カラオケ」だ。まるで歌手になったような気持ちで歌い、演じることができる場所は、たしかにカラオケしかない...
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(後)
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(後)
作家の真山仁氏は、このような風潮について、「絶対安全!」といわれていた原発が東日本大震災時に事故を引き起こしたことが原因となったのではないかと説く...
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(前)
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(前)
緊急事態宣言が解除され、「サロン幸福亭ぐるり」も6月1日から再々オープンさせた。待ち望んでいた常連客が列をなした、といいたいのだが...
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(後)
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(後)
「休校で仕事を休んだ保護者への助成金は、風俗業は対象外」「朝鮮学校幼稚部はマスク配布の対象外」「感染拡大の視点から明らかに不合理な差別が、なぜ行われるのか」(朝日新聞 20年5月10日)と行政による「差別」も問題視されている
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(前)
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(前)
新型コロナウイルス禍により、自主運営する「サロン幸福亭ぐるり」を休亭して間もなく3カ月になる。同調圧力という「逆風」は依然として弱まることがない。この間、世の中で起きているさまざまな“事件”や“変化”が、小さな地域でも顔を見せている...
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナウイルスと同調圧力、そして忖度(空気)(後)
新型コロナウイルスと同調圧力、そして忖度(空気)(後)
「ぐるり」の立ち上げはあくまで私自身の勝手な思い込みからスタートさせたのだ。現在住んでいる公的な住宅の集会場で、自分の思う「居場所」を展開することに限界を感じていた。そこで、隣接するURの空き店舗を借りて再スタートさせた。2013年年末のことである。
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナウイルスと同調圧力、そして忖度(空気)(前)
新型コロナウイルスと同調圧力、そして忖度(空気)(前)
先月末、仕事の打ち合わせに高田馬場に出かけた。午後3時過ぎの西武新宿線の車内は普段よりは少なめ。目の前の座席にいた女性がくしゃみをした。凍りついた視線が一斉に彼女に集中する。いたたまれなかったのか、次の駅で下車した。
地域・文化 大さんのシニアリポート
ようやくはじまった「津久井やまゆり園殺傷事件」裁判の意味するもの(後)
ようやくはじまった「津久井やまゆり園殺傷事件」裁判の意味するもの(後)
「子どもたちをかわいがり、小学校の教師を夢見ていた」1人の若者を、「ヘイト殺人鬼」に豹変させた動機は何だったのだろうか? ノンフィクション作家の柳田邦男さんは、「朝日新聞」(2020年1月9日)で、「社会に古くから存在する優生思想や障害者への差別・偏見の延長線上にこの考えが生まれてきている。ハンセン病者の隔離政策や、旧優生保護法の下で行われた障害者の強制不妊手術など、私たちの社会は差別を制度化し、被害を生んできた。そうした中から植松被告は出てきた存在だ」と述べている。
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ようやくはじまった「津久井やまゆり園殺傷事件」裁判の意味するもの(前)
ようやくはじまった「津久井やまゆり園殺傷事件」裁判の意味するもの(前)
1月8日、障害者施設「津久井やまゆり園殺傷事件」の裁判員裁判が横浜地裁でようやく始まった。植松被告は殺傷理由を、「障害者は生きていても無駄だから」と発言。この不可解な動機、残忍な殺傷の方法に全国民が震撼した。
地域・文化 大さんのシニアリポート
ギャンブル依存症は、人間としてのプライドも羞恥心も奪い取る(後)
ギャンブル依存症は、人間としてのプライドも羞恥心も奪い取る(後)
「ギャンブル依存症」は病気であるというのが主流な考え方だ。ギャンブル依存症とは、個人の資質や性格とは無関係に、ドーパミン(dopamine カテコールアミンの1つ。生体内で、アドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体。脳の神経細胞の興奮の伝達に重要な働きをする。「スーパー大辞典」)の機能不全が原因で発症する脳の病気のこと。「『やめたい』という意識がありながらもやめられないという時点で、依存症の疑いが強くなります」と(「ギャンブル依存症問題を考える会」代表・田中紀子氏はいう。
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ギャンブル依存症は、人間としてのプライドも羞恥心も奪い取る(前)
ギャンブル依存症は、人間としてのプライドも羞恥心も奪い取る(前)
困ったものである。2016年6月に、私が運営する「サロン幸福亭ぐるり」(以下「ぐるり」)の常連客だったAさんがギャンブル依存症になり、周囲に迷惑をかけている様子を報告した。あれから3年、Aさんは相変わらず生活保護費もパチンコにつぎ込み、生活費にも困るありさま。軍資金が枯渇すると、周囲のだれかれ構わず無心する。何とか助け出したいのだが、有効な手立てがみつからない。
大さんのシニアリポート 地域・文化
CSW勝部麗子さんと大阪府豊中市社会福祉協議会(後)
CSW勝部麗子さんと大阪府豊中市社会福祉協議会(後)
「社会福祉協議会」とは社会福祉のことを専門に行う民間の福祉団体(社会福祉法人)のことである。法律(「社会福祉法」第10章 第2節社会福祉協議会)に位置づけられている組織だ。財源は、賛助会員や一般会員(社協の活動に賛同した人)から寄せられる「社協会費」「赤い羽根共同募金」の分配金、一般の人からの「寄付金」、介護保険サービスなど自主事業の収益金などが充てられる。
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CSW勝部麗子さんと大阪府豊中市社会福祉協議会(前)
CSW勝部麗子さんと大阪府豊中市社会福祉協議会(前)
「社会福祉協議会」とは社会福祉のことを専門に行う民間の福祉団体(社会福祉法人)のことである。法律(「社会福祉法」第10章 第2節社会福祉協議会)に位置づけられている組織だ。財源は、賛助会員や一般会員(社協の活動に賛同した人)から寄せられる「社協会費」「赤い羽根共同募金」の分配金、一般の人からの「寄付金」、介護保険サービスなど自主事業の収益金などが充てられる。
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「減薬・偽薬」のススメ(後)
「減薬・偽薬」のススメ(後)
「偽薬」というものがあることを、2019年10月3日朝日新聞「ひと」欄で初めて知った。文字通り「嘘の薬」である。見かけは直径8ミリの白い錠剤だが、薬効成分は入っていない。。「偽薬」の中身はほぼ糖(ブドウ糖や乳糖)とカルシウムである。法律上は食品扱いとなる。
大さんのシニアリポート 地域・文化
「減薬・偽薬」のススメ(前)
「減薬・偽薬」のススメ(前)
薬を飲むことが常態化すると、何のために薬を飲むのかを失念してしまう高齢者が多い。運営する「サロン幸福亭ぐるり」(以下「ぐるり」)の常連も例外ではない。「先生が出してくれるから飲んでいる」「飲まないと不安」というのが通常の会話で聞かれる答だ。「薬の名前は?」と聞いてもまともに答えられる常連は皆無である。
地域・文化 大さんのシニアリポート
雅楽を生で聴いた人、いますか?(後)
雅楽を生で聴いた人、いますか?(後)
実質的な主(ぬし)でなくなるということは、カネが使えなくなるということだ。オーケストラ(雅楽)やバレエ団(久米舞などの舞手、舞人)を維持するには、いまだって大金を要する。昔もそうだったにちがいない。権力をもたなくなってからの宮廷の貧乏ぶりは、傍目にも気の毒だったらしい。とても雅楽どころではなかった。
大さんのシニアリポート 地域・文化
雅楽を生で聴いた人、いますか?(前)
雅楽を生で聴いた人、いますか?(前)
 芝祐靖(しばすけやす)という名前をご存じの方はかなりの日本伝統音楽、それも雅楽に通じている方とお見受けしたい。運営する「サロン幸福亭ぐるり」(以下「ぐるり」)の常連に、「雅楽を聴いたことある?」と聞くと、「『越天楽』なら知っている」というのはまだいい方で、「雅楽」という言葉さえ知らない常連が多い。
大さんのシニアリポート 地域・文化
人間に死を選ぶ自由は存在しないのだろうか(後)
人間に死を選ぶ自由は存在しないのだろうか(後)
日本では安楽死も尊厳死も法制化されていない。安楽死が認められている国は、オランダ、スイス、ベルギー、ルクセンブルグ、アメリカ(ニューメキシコ、カリフォルニア、ワシントン、モンタナ、バーモント、そしてオレゴンの各州)のみ。日本尊厳死協会発行のカードに「延命治療拒否」と記入しても、エンディングノートや遺言状にその旨を記入しても、担当医が殺人罪や自殺幇助罪などに問われては尻込みするのが現状だ。
大さんのシニアリポート 地域・文化
人間に死を選ぶ自由は存在しないのだろうか(前)
人間に死を選ぶ自由は存在しないのだろうか(前)
NHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」(2019年6月2日放送)を見た。ある女性が全身の身体の機能が奪われる「多系統萎縮症」という回復の見込みのない難病と宣告され、家族と相談のうえ、「人生の終わりは、意思を伝えられるうちに、自らの意思で決めたい」と、スイスにある「ライフサークル」という自殺幇助(安楽死)団体に登録する。安楽死に至までの家族の葛藤、生と死をめぐる対話を続け、安楽死を迎えるまでの日々を追い続けたドキュメントである。
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