2024年12月30日( 月 )

大山眞人

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コロナ禍での「孤食(個食)」について考える(前)
コロナ禍での「孤食(個食)」について考える(前)
 私が運営する「サロン幸福亭ぐるり」の常連来亭者の半数は配偶者に先立たれたり、離婚したりした独居者である。政治・経済・芸術(演歌を除く)が話題に上ることはない。驚くことに料理の話もまったく出ない。そこに高齢者に特有な「食文化の崩壊」がみられた...
コロナ 政治・社会 新型コロナウイルス ニュース 大さんのシニアリポート 地域・文化
「ほどよい距離」と「1人」、そして「あっち側とこっち側」(後)
「ほどよい距離」と「1人」、そして「あっち側とこっち側」(後)
精神科医の熊代亨は、「いまなら発達障害などと診断されるような人が、昭和の時代にはあちこちで当たり前に暮らしていた、ということです」「一方で、いまの社会はますます清潔で行儀良く、効率的で、コミュニケーション能力が求められる。それについて行けない人に対処する需要が高まったから、発達障害が『病気』として受け入れられたようにも感じます」と指摘する...
新型コロナウイルス ニュース 大さんのシニアリポート 地域・文化
黒田恭一とアナログレコード(後)
黒田恭一とアナログレコード(後)
レコードは金と手間暇がかかる。私のオーディオ機器でも、おそらく総額150万円は軽く超えるだろう...
大さんのシニアリポート 地域・文化
黒田恭一とアナログレコード(前)
黒田恭一とアナログレコード(前)
黒田恭一がこの世を去ってから11年が過ぎた。クラシック音楽の評論家で、特にオペラには造形深く、独特の表現力で多くのファンを得ていた。評論活動だけではなく、『20世紀の名演奏』(NHK・FM)をはじめ、ラジオやテレビの音楽番組の構成兼解説者として活躍した...
大さんのシニアリポート 地域・文化
コロナ禍での子ども食堂、フードロス、そして直筆の手紙(後)
コロナ禍での子ども食堂、フードロス、そして直筆の手紙(後)
食品ロスは深刻である。環境省などの推計によると、「国内で発生する食品ロスは年612万トン。半分以上の328万トンが、外食産業での食べ残しなどを含む食品関連事業者に由来する...
フードロス 大さんのシニアリポート 地域・文化
コロナ禍での子ども食堂、フードロス、そして直筆の手紙(前)
コロナ禍での子ども食堂、フードロス、そして直筆の手紙(前)
コロナ禍で日常生活そのものに大きな変化が生じた。運営する「サロン幸福亭ぐるり」での子ども食堂も例外ではない。まず、「三密」は避けようがない...
フードロス 大さんのシニアリポート 地域・文化
音楽に見る日本人の正体(3)総集編(後)
音楽に見る日本人の正体(3)総集編(後)
マスコミそのものが筆者身近な読者同様、「敵性音楽の使用」に関心がないのかもしれない。そのように考えてみると、戦後この問題に触れたのは、管見の限りでは長田暁二氏(大衆音楽文化研究家)...
大さんのシニアリポート 地域・文化
音楽に見る日本人の正体(3)総集編(前)
音楽に見る日本人の正体(3)総集編(前)
拙著「『陸軍分列行進曲』とふたつの『君が代』―出陣学徒は敵性音楽で戦場に送られた」の発売から2カ月以上が経った。読者からの反応は実に良い。 しかし、寄せられた感想はこれまでの拙著上梓時の反応より圧倒的に少なく、それに比例するかのように販売部数も伸びていない...
大さんのシニアリポート 地域・文化
音楽に見る日本人の正体(2)「2つの『君が代』」(後)
音楽に見る日本人の正体(2)「2つの『君が代』」(後)
明治2年9月8日、越中島で行われた観兵式の際、明治天皇臨御のもと、薩摩藩軍楽隊によって初演された。こうして国歌『君が代』は誕生した。ただ、「歌いにくい」という陰口は日増しに大きくなり、やがて平気でクレームを付ける政府関係者も出てきた...
大さんのシニアリポート 地域・文化
音楽に見る日本人の正体(2)「2つの『君が代』」(前)
音楽に見る日本人の正体(2)「2つの『君が代』」(前)
「『君が代』が2つもあるとは考えもしなかった」という声も多く聞かれた。教科書などを通して「歴史の事実」を刷り込まれてしまった多くの人たちにとって、『君が代』といえば、卒業式や大相撲千秋楽などで流される「あの『君が代』」を連想する...
大さんのシニアリポート 地域・文化
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(後)
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(後)
しかし、出陣学徒壮行会で使用された「新曲」になると転調のオンパレードだ。『扶桑歌』のイントロから、いきなり『抜刀隊』に入るときにも転調。『抜刀隊』のコーダも転調されており...
大さんのシニアリポート 地域・文化
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(中)
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(中)
シャルル・ルルーは1885年に、『抜刀隊』という軍歌を、翌年には『扶桑歌』という行進曲(風)を作曲した。『扶桑歌』はとくに明治天皇に献呈された。日本陸軍軍楽隊の基礎を固め終えたルルーは、1888年にフランスに帰国...
大さんのシニアリポート 地域・文化
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(前)
音楽に見る日本人の正体(1)『陸軍分列行進曲』(前)
今年も新作を上梓する機会を得た。40年間温めてきた企画だが、上梓するにはそれなりの覚悟が必要だった。歴史的に定説として承認された事象に対して、「NO」を突きつける行為には勇気が要る...
大さんのシニアリポート 地域・文化
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(後)
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(後)
面白い話がある。1999年、アメリカ『タイム』誌に、「20世紀でもっとも影響力のあったアジア人の20人」に、昭和天皇やガンジー、毛沢東などとともに井上が選出されたのだ...
大さんのシニアリポート 地域・文化
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(前)
カラオケ大盛況に嫉妬する、ぐるり亭主(前)
筆者が運営している「サロン幸福亭ぐるり」の一番人気のイベントは「カラオケ」だ。まるで歌手になったような気持ちで歌い、演じることができる場所は、たしかにカラオケしかない...
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(後)
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(後)
作家の真山仁氏は、このような風潮について、「絶対安全!」といわれていた原発が東日本大震災時に事故を引き起こしたことが原因となったのではないかと説く...
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(前)
新型コロナ禍:自粛警察はファシズムか(前)
緊急事態宣言が解除され、「サロン幸福亭ぐるり」も6月1日から再々オープンさせた。待ち望んでいた常連客が列をなした、といいたいのだが...
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(後)
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(後)
「休校で仕事を休んだ保護者への助成金は、風俗業は対象外」「朝鮮学校幼稚部はマスク配布の対象外」「感染拡大の視点から明らかに不合理な差別が、なぜ行われるのか」(朝日新聞 20年5月10日)と行政による「差別」も問題視されている
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(前)
新型コロナ禍:自粛ポリス、相互監視、差別、排除、正論、空気…(前)
新型コロナウイルス禍により、自主運営する「サロン幸福亭ぐるり」を休亭して間もなく3カ月になる。同調圧力という「逆風」は依然として弱まることがない。この間、世の中で起きているさまざまな“事件”や“変化”が、小さな地域でも顔を見せている...
大さんのシニアリポート 地域・文化
新型コロナウイルスと同調圧力、そして忖度(空気)(後)
新型コロナウイルスと同調圧力、そして忖度(空気)(後)
「ぐるり」の立ち上げはあくまで私自身の勝手な思い込みからスタートさせたのだ。現在住んでいる公的な住宅の集会場で、自分の思う「居場所」を展開することに限界を感じていた。そこで、隣接するURの空き店舗を借りて再スタートさせた。2013年年末のことである。
大さんのシニアリポート 地域・文化