2024年5月28日 17:00
日本文化は危機に瀕している。だが、このことを自覚している人は意外に少ない。それは、日本文化の特質を知らないからだ。今はこの本質から大きくずれている。
2024年5月27日 17:00
現在の日本は、政治的に見ても、経済的に見ても、社会的に見ても、危機的状態にあると思われる。だが、もっと深刻なのは文化の危機である。
2024年1月26日 15:00
海外の日本研究者が日本史に挑む場合、日本の基層文化を考慮に入れざるを得ないのは当然である。どの民族も歴史をもつが、歴史に対する考え方はそれぞれ異なる。
2024年1月1日 06:00
福岡大学から退職されたばかりの杦山哲男先生は地質学者であり、石に詳しい。私も同じ大学に勤めていたので、先生がキャンパスで学生に石を拾わせる光景に何度か出会った。
2023年11月29日 15:15
NHKエルサレム支局の駐在員としてイスラエルに滞在した鴨志田郷氏は、イスラエル=パレスチナの和平に尽力したシモン・ペレス首相とアラファト議長のそれぞれに単独インタビューを行っている。
2023年10月12日 15:00
『生きた言語とは何か 《思考停止への警鐘》』 本書でいう「生きた言語」は私たちの感覚に密着し、私たちの生身から生まれ出た言語という意味です。
2023年6月14日 12:30
初めてカール・ポパーの名前を聞いたのは大学生の時だ。広い教室に受講者はわずか。濱井という先生が、熱心にこの革新的な哲学者について語っていた。
2023年6月13日 16:30
現代文明は科学文明である。もっと正確にいえば、技術化した科学の文明である。技術化した科学とは、実用に役立つ科学しか望まない、哲学的考察は省く、という意味である。
2023年6月12日 16:40
昨日、北九州市のある工場を訪ね、その所長に会った。かつて大学で教壇に立ったこともある人で、知識も豊富、何より好奇心の塊であった。
2023年6月9日 16:40
人類はホモ・サピエンス(=知あるヒト)と呼ばれる。ヒトがほかの動物とちがうのは知力による、という意味である。なるほど、動物は言語をもたず、環境を変えようともしない。
2023年6月8日 17:00
この地球は大きな磁石であり、そのことは方位磁石の針が北を指すことなどからもわかる。では、地球はどのようにして大きな磁石となったのか、その理屈を発見したのがエルサッサーである。
2023年6月7日 16:20
国によって空気の密度がちがうようである。アインシュタインの時空論は規模が大きすぎるので話にならないが、町によっても空気の密度は異なり、あるいは家庭ごとに異なるのかもしれない。
2023年6月6日 12:30
20世紀の哲学者ポパーは現代世界にとって極めて有用な考え方を提供した。一時は政治家の間でも人気があったと聞くが、ほんとうかどうかわからない。
2023年6月2日 15:45
パリで一度だけ、デリダの講義を聴いたことがある。エイズ、人種問題、聖書、フロイトと、さまざまな話題を関連づけて話していた。その流れは自然で無理がなかった。
2023年6月1日 16:30
日本語では自分以外の人のことを「他人」という。では「他人」の反対語は「自分」かというと、そうでもない。「身内」という。「他人」は排除の対象である。
2023年5月31日 15:30
丸山茂徳監修の地球史ビデオによると、地球はやがて滅亡する。太陽も太陽系も消失する。これが天体の運命であり、自然の摂理である。