2021年1月18日 07:00
今市場にバブルがあるとすれば、それは債券である。今後、金利が上昇し、価格下落は避けられないであろう(国債は時価評価されないため、満期以前の評価損を計上する必要がなく、それが過剰な債券の投機需要を形成してきた)...
2021年1月15日 16:43
米国株式は史上最高値更新、日本株式も30年ぶりの高値(ドルベースでは史上最高値更新)など、株が駆け上がっている。韓国、台湾株は昨年11月以降、日本株式以上の上昇ペースで史上最高値を更新している...
2021年1月14日 10:31
前回までに述べたように21年の世界経済環境は、日本株にとっても大きな追い風となる。下記の4つの循環の波は、いずれも日本にプラスに作用しよう...
2021年1月13日 14:11
21年の最大のリスクは、中国関連であろう。情報統制により、対Covid-19の初期対応を遅らせ世界的パンデミックを引き起こした原因をつくったこと、香港をはじめとした民主主義封殺と人権侵害、経済力を共産党の政治意図実現の手段としていることなど習近平氏の中国は、国際民主社会の枠からはみ出している...
2021年1月12日 10:51
物理的な集合労働、集合教育の時代が終わりつつある、リモートワーク、フレックスワークが常態化し、労働時間が劇的に減少するだろう。それは消費力を大きく向上させるだろう...
2021年1月10日 07:00
Covid-19は、イノベーションの3条件である技術、市場(ニーズ)、資本(リスクキャピタル)を見事なまでにそろえた。すでに、あらゆる人間活動をデジタルネット化する技術は存在し、潤沢な資本もあったが、ニーズが欠けていた...
2021年1月8日 15:30
中期的には財政金融一体化によるMMTの導入が成功・定着し、先進国諸国のビジネスフレンドリーの大型財政金融緩和が経済成長力を高める時期に入るだろう...
2021年1月7日 09:49
20年は、本来は18年春にピークを迎え19年末にボトムを打った世界製造業景気循環の回復の年になるはずであった。長期景気拡大のなかにもミニサイクルがあり、金利・株価など市場はその影響を受けている...
2021年1月6日 13:00
21年の展望にあたって、「20年に、ブラックスワン(Covid-19という歴史的パンデミック)に市場とファンダメンタルズが打ち克った」という事実の認識が何をおいても重要である...
2020年12月23日 07:00
ここで、強調したいポイントは、短期景気循環の強烈な押上げが起きる可能性があるということである。つまり(2)製造業景気ミニサイクルの回復と、(3)ペントアップディマンドの強さである...
2020年12月22日 10:00
武者リサーチは1年前のレポート「2020年、積極的に株式に向き合う年に」(ストラテジーブレティン241号、19年12月23日付)で、20年は株式投資の大きなチャンスの年になると予想した。その根拠を下記に述べる...
2020年12月10日 11:54
コロナ以前から2つの歴史的趨勢が起きていた。こうした歴史的趨勢は、牢固な障害物により展開を阻まれ、それがここ10年近く世界経済の桎梏(しっこく)となっていた...
2020年12月9日 13:00
米実質金利低下はインフレ期待が低下しないため、潜在的ドル高要因のある現在、国際金融市場ではドル安がコンセンサスとなっている。米国が、世界でもっとも積極的な金融財政緩和を打ち出しており、ドル供給が潤沢になったことが要因である...
2020年12月8日 15:00
先行する2大相場、小泉郵政解散相場、アベノミクス相場を分析すると、5つの共通要因があり、現在はこの5条件が満たされつつあることがわかる。第1の条件は、先立つ数年間の株価は低迷状態にあった、つまり上昇のバネが蓄えられていたということである...
2020年12月7日 13:00
サンクスギビングからクリスマスへと続くホリデーシーズンに入り、米国株価3指数はそろって史上最高値の更新という最大級のプレゼントがもたらされた...
2020年11月21日 07:00
鍵となる米国長期金利は8月に0.5%であり、ボトム長期上昇トレンドに入ったとみられる。米金融緩和は弾力的でありプラグマテックである。景気とワクチンおよび財政による経済支援策次第であるが、これ以上の緩和はない可能性があるとすれば、ドル安も終焉するのではないか...
2020年11月20日 07:00
2021年の展望に関してはさまざまな憶測が飛び交い、明確なシナリオは立てられないが、少なくとも3つのほぼ確実なことが想定できる。これをベースに市場の趨勢を考えてみたい...
2020年11月19日 14:14
11月16日、米国株式S&P500、NYダウはともに史上最高値を更新した。だが、しばらく乱高下のリスクも考慮すべきであろう...
2020年11月11日 10:51
前編で取り上げた米国株式とは対照的に、日本株のボラティリティが著しく低下し、日本は低リスクの市場になった。9~10月の米国株の10%の変動に対して日本株式は3%に止まっている…
2020年11月10日 15:13
米国選挙前後、株式が急落・急騰と乱高下している。選挙結果がなかなか判明しないなか、トランプ氏が容易に敗北を認めず法廷闘争に持ち込むなどの不確実性が、市場のボラティリティを高めている…