2021年7月2日 10:00
谷正明氏は近い将来、福岡銀行、ふくおかフィナンシャルグループの「中興の祖」と呼ばれるようになるだろう。福岡銀行も平成初頭のバブルで傷ついており、2000年前後には最大のピンチを迎えていた...
2021年7月1日 10:51
有森隆著『住友銀行暗黒史』の記述を割愛して紹介する。磯田一郎は住友銀行(当時)頭取・会長ポストを歴任。「中興の祖」と呼ばれた。財界の要職も兼務したが、娘への盲愛からヤクザに付け込まれ...
2021年6月30日 15:34
バンカーによるスキャンダルが全国津々浦々で発生していることからもわかるように彼らが皆誠実というわけではない。人間であり誘惑に駆られるのは日常茶飯事である...
2021年6月16日 15:14
当社が発行している『I・B』の夏季特集号を貫くテーマは「日本人は覚醒するのか~日本を救うのはわれわれ企業人!」。日本の劣化は進行するが、それを救える経営者とはどのようなものか...
2021年6月14日 11:12
17億円で会社を売ったAは76歳。慰労会を73歳のBの別邸で行った。Bの会社には8億円の値が付けられている。Bも自身の会社を売る策を練っており、探りを入れる意図もあって慰労の飲み会となったのである...
2021年6月10日 15:59
NetIBNews「売上急落で大幅赤字に転落 (株)朝日新聞社」で朝日新聞社の業績を掲載した。2017年3月期の売上は4,009億円だったが、21年3月期には2,937億円まで減少...
2021年6月1日 13:17
「私はもう68歳だわ。政治の世界で戦い続けてきたが、よくもここまできたものね。東京都知事を2期も務めることができた。東京オリンピックでは主催者代表として挨拶できるなど、重責をはたすところまで走ってきたわ...
2021年5月31日 10:42
2014年3月の幕内昇進時から注目を浴びていた照ノ富士が15年3月に新関脇へと躍進した際には「これは本物だ」と筆者は唸った。心底、「強い」と確信した。白鵬戦で一挙に土俵の外へ寄り切った相撲を目の当たりにし...
2021年5月28日 14:53
NetIB News「売上急落で大幅赤字に転落 (株)朝日新聞社」で朝日新聞社の業績を掲載した。2017年3月期の売上は4,009億円だったが、21年3月期には2,937億円まで減少し、3,000億円を割ってしまった...
2021年5月25日 11:45
友人が、信じられないほど大きなビジネスの相談を受けた。カンボジアとフィリピンのカジノで稼いで、それぞれ日本円換算で12兆円、13兆円の資金へのエクスチェンジに挑戦することをと持ちかけられたのだ...
2021年5月24日 16:27
A氏は昭和12年生まれで、高校の先輩に当たる。筆者の10歳年上、長兄2年先輩にあたる。九州大学を卒業し、タイヤメーカーに長年勤めた。サラリーマン時代で最も悔やまれることは、30歳から43歳までの重要な時期に...
2021年5月18日 09:39
反社会的勢力との付き合いは、企業にとって命取りとなる。たとえ交友がなくても、一度噂になれば世間は許してくれない。これまでに幾人もの経営者が油断し、大きな代償を支払ってきた...
2021年5月10日 16:02
まず行うべきことはパーム油生産業者の規模を頭に叩き込むことである。この業界も国営企業と華僑資本で占められている。上位ベストテンに関する資料を入手できたので、少し解説する...
2021年5月6日 15:36
今回の連載が大詰めを迎えたところで、園村氏に「70歳を目前にして本当に悩みはなかったのですか。もう少し会社に残ろうという欲が出るのは当然と思いますが」と尋ねてみた。園村氏は次のように打ち明けてくれた...
2021年4月30日 08:53
園村氏は2016年4月、(株)サンコービルドの会長に転じ、社長のポストには仕事の同志である岩野義弘氏にバトンタッチし、次の飛躍に向けた重責を託した。ところが、岩野氏が19年2月にガンに倒れ急逝したのだ...
2021年4月28日 16:03
園村氏の風貌は温厚そのもの。しかし、その決断力とすぐに実行に移す姿を目撃すると、イメージとの落差に驚かされる。常にこだわりをもち、思索し続けている。信頼できる相手から助言を受け、共感すると即座に行動に移す...
2021年4月28日 12:17
『西日本新聞』(4月24日付)が「藤永会頭が2期目の任期途中で退任」と報じた。筆者は、藤永氏が「辞める」と話すことはないものと確信していた。おそらく、西日本新聞社の記者から...
2021年4月27日 13:59
2003年に親会社の三井鉱山(株)が産業再生機構の支配下に置かれ、実質的に国有化された。事実上の倒産である。1889年に国から払い下げられて、三井鉱山の躍進が始まった。ところが、国に尻を拭いてもらうという情けない結末を迎えたのだ...
2021年4月26日 11:42
半世紀近く福岡のゼネコンの経営者を眺めてきた。しかし、園村剛二氏のような経営者にはお目にかかったことがない。性格が潔い、淡白、気品があるというレベルではないのだ。園村氏の最終的な決断は、経営者というレベルを超えて思想家のレベルに達したと評価できる...
2021年4月23日 15:58
国内の関連事情が大きく動いていることにも触れておく。それは一級商社の動きが活発になってきたというものだ...